「派遣」の問題

社労士事務所にアルバイトに出て3年弱、1月のこの時期は1年で一番暇な時期のはずだった。12月に怒涛の年末調整&賞与計算を終え、3月からぼちぼち始まる年度更新の準備(ただし今年から日程が変わるが)までは昼休みものんびり過ごせたし、残業なんてとんでもない…はずだった。

なのに今年は忙しい。事務所の皆も殺気立っている。なぜなら…やはり不況の影響。
大量の会社都合退職の離職票を作成するのは、元気の出ない仕事。給与の締日での退職とは限らないし(せめてキリのいい退職日にしてほしいよ)、時給者だとタイムカード見ながら出勤日数を計算しないといけないし、さらにこれに深夜勤務が入ってくると…うぎゃー!と叫びたくなる。

さて、年末から大きな問題になっている「派遣切り」。
製造業派遣の禁止、さらには派遣法の見直しの声も高まっているようだ。
が、それで本当にいいのか? 

いろんな考え方があるだろう。
いきなり製造業派遣をきったら、今いる46万人はどうなるんだとか、大量の失業者が出るだけだとか、派遣労働者(2007年現在384万人)に与える影響とか。
直接雇用の方がマージンがなくていいだとか、でも全員を正社員にできるわけじゃないから不安定なのは同じとか。
マージン規制をすればある程度縛りができるはずだとか、いやそもそも元の派遣料金が低く抑えられたら意味がないとか、じゃぁ派遣の最低賃金を作るのかとか、それもまた別の不公平感を生みそうだとか。
法律や制度に問題があるのではなく、それを利用する企業のモラルにこそ問題があるんだ、とか、いやいや派遣労働者も自己責任だとか。
製造業派遣は安全衛生教育をしっかりやるべきだとか、そうするとコストに跳ね返るとか。
生活保護等のセーフティネットを充実させよとか、財源はあるのかとか。

…論点はこのくらい?
まぁ、一度作ってしまった制度、感情論(と言っては言い過ぎか?)に影響されて廃止すべきではないと思う。昨今のマスコミ報道は、「企業=悪」という印象が強すぎる。もちろん、今目の前で苦しんでいる人は放っておけないのだが。

将来的には「同一労働同一賃金(正社員との不合理な格差の是正)」が確立できれば、問題はなくなるんだろうけど。そこに辿り着くまでにどれだけの時間が必要だろうか。

今日もこれから社労士事務所出勤^^; 頑張ってきます。
…自分の仕事をする時間がないっ!でも踏ん張らなきゃ。
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by miki_renge | 2009-01-15 06:48 | 雇用・人事
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