児童養護施設出身者からの発信:「企業診断」より

企業診断」1月号を読み終えた。
今回、心に残ったのは、社会的養護の当事者参加推進団体であるNPO法人日向ぼっこの理事長である渡井さゆりさんの取材記事。
記事タイトルには、「児童養護施設出身者が自分たちの集う居場所をつくる」とある。

小中学校時代、児童養護施設が学区内にあって、クラスメートもここから通っていたが、そのせいかずいぶんいじめられていたなー、という記憶がある。今思うと、なんて残酷なことだろう。でも保護者達も、「あの子は施設の子だから」とよく言っていたような気がするし、先生からも特別なフォローはなかったと思う。
この記事の「自己肯定感のなさ」「自分の居場所のなさ」という言葉を目にして、初めて、当時傍観者だった自分の不甲斐なさを強烈に感じた。

渡井さんも施設出身とのこと。「これまでケアの受け手である当事者(施設利用者・出身者)の視点が欠けていた」というのは、そうなんだろうなぁと思う。「まずは行き場のない子供を預かることが第一」になっていて、広い意味での「サービス」について検討する余裕がなかったのだろうと推察する。
NPOでは、施設でのケア内容の検証などを行っているそうだが、このような活動の積み重ねにより、真に「一人ぼっち」の子供がいなくなることを願いたい。過去の自分への懺悔も含め、そう思う。

さて、この「企業診断」、他にも日頃考えたことのない「診断士のためのマネー学」や、診断士を目指す夫の様子をマンガで描いた「じぞー君観察日記」などがある(←これは笑えた)。あとは、私が参加している「女性コンサルタントネットエルズ」の代表、油井さんの取材記事。職業人の先輩の言葉は重い。福島さんの丁寧な取材の様子も伝わってきた。
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by miki_renge | 2009-01-18 08:07 | 家族・育児
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