地方の思い

GWは、父に呼ばれて実家に帰っていた。
父は、今年から自治会の役員をやっている。たぶん人望があったわけではない。強いて言えば「運の悪さ(良さ?)」であろうか。そんな父の初仕事は「地元の神社の確定申告」。父が「訳が分からん」と言うので一緒に電卓を叩いた。しかし、なぜ神社の確定申告を自治会役員がやるのだろうか…謎だ。

ちなみに父は週2回はこの自治会の仕事をしている。やっていることは役所や学校のボランティアがほとんどだ。退職したからできるのだろうが、これだけ時間を割く必要があるなら、現役世代ではとてもできないだろうな。

さてその現役世代。
私の実家のある地方では、私と同世代で、家庭のある男性が続々と解雇されているというのだから恐ろしい。そして本人が悪事を働いたわけではなく、倒産や工場の閉鎖などによるものが多いとのこと。母は、「東京の人は、“高望みしなければ職はいくらでもある”って言うけれど、一家を養えるだけのお給料をもらえる職となると、ホントにないのよねぇ」と話す。

根拠はないが、東京(都会)の尺度や価値観が、地方では通用しないことは、多いと思う。

たとえば、地方で高齢者の免許返納を勧めたら、恐らく反発は大きいだろう。少なくとも私の実家近辺ではそうなる。最寄り駅までバス+徒歩で30分。ただしそのバスは30分に1本。ちなみに一番近いコンビニは徒歩10分という田舎である。
ここで車が運転できなくなったら、まさに「陸の孤島」状態である。まぁ、同じような地域はいくらでもあるだろう。

また、GWにテレビを見ていた父が怒っていた。
その番組内容は「都会で農業体験」というものだったらしい。が、「このようなことは地方では当たり前にやっている。意義あることだとは思うが、全国ネットで流すほど特異な事例とは思えない」というのが父の主張。あぁ、確かに…考えてみれば、テレビも雑誌も週刊誌も、東京目線だよなぁ。

今、東京に住む人間として、常に地方の思いを想像して生活したいと感じたGWであった。PHSの電波がきわめて入りにくかったことが、その思いに拍車をかけた…(泣)
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by miki_renge | 2009-05-08 18:44 | 社会・経済一般
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