飲み会のジレンマ

キリンホールディングス様やマクロミル様で、「会社の人との飲み会」に関する調査が行われている。8割の新社会人が、上司や先輩との飲み会に「参加したい」。その理由は「職場の人間関係を円滑にするため(83%)」とあるが、こういう記事を見るとちょっと複雑な気持ちになってしまう。

というのは、小さい子供を持つ女性は、滅多なことで飲み会に参加できないからだ。いや、参加しようと思えばできないことはない。しかし飲み会に行くために夫に残業あるいは休日出勤しないように頼み、保育園のお迎えや学校の宿題チェック、夕食、お風呂、寝かしつけなどを頼み(夕食は作っていくことが多い)、帰宅すればその片付けが待っているかと思うと、よほどのことがない限り、決断できない(そもそも、とても酔うことなんてできない)。シッターさんなどにお願いすることも可能だが、どうしても子供への負担や費用対効果を考えてしまう。

そう、飲み会参加には大きな決断が伴うのだ。

そんな私も出産前までは、週に2-3回は職場の上司や同僚と「残業帰りに一杯」という生活だった。その中で、公の場では聞けないような話も聞いた。組織の力学とか、根回しといったことは、だいたい飲み会の席で学ぶことができた。
フリーになった今も、「飲み会でこそ親睦を深められる」というのは分かる。「付き合いが悪い」と思われていることも知っている。もったいないなぁ、残念だなぁ、と思いながら、帰宅する。

女性が働き続けるに当たって、このような公にならない「情報格差」は大きいような気がする。
ランチミーティングという手もあるんだろうけど、夜の飲み会に代わる位置づけにはならないだろうなぁ。いや、ママ友同士なら、ランチでも十分に情報交換できるから、意識の問題だろうか。

さて、「企業診断ニュース」(6月号)では、そのジレンマを抱えつつも、ワークライフバランスについて執筆させていただいた。この特集テーマの中で特に納得性が高かったのは、第3章の「男も進めるワーク・ライフ・バランス」。こういうジレンマと向き合っている男性診断士がいらっしゃると思うと、何だかほっとする。
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by miki_renge | 2009-06-08 06:23 | 仕事場にて
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