働く母にとっての「7人の敵」

お友達のみやこちゃんのブログで紹介されていた「七人の敵がいる」を読んだ。帯に「PTAエンターテインメント」とあるように、主な舞台はPTAだった。

いわゆる「キャリアウーマン」の主人公・陽子。しかし、女性同士の付き合いはからっきしダメ。息子が小学校に入学して、初めての保護者会でのPTA役員決めの際、きっぱりとPTA活動の理不尽さを指摘し、「専業主婦の方じゃなければ無理じゃありませんか?」と言い放って周囲を凍りつかせたり。学童保育の役員会の場では、会長の提案を理詰めで木っ端微塵に粉砕してプライドを傷つけたり。
「仕事が忙しいから」と地域の子供会には入らないのに、子供会のイベントで楽しく遊んでいれば、「あの人、何?」と思われて当然だろう。それが陽子には理解できないらしい。

でも、気持ちは分かる。
「ごくごく普通に、仕事をして、子育てをして、コミュニティの一員で暮らしていく-ただそれだけのことが、なんとまあ七面倒で厄介なのだろう」と陽子の独白として語られているが、これは実感。そして全ては「子供のため」と言いながら、その活動に参加できるのは、ほぼ女性。
これら活動について「強制的ボランティア」とも表現されていたが、まさにその通りだ。ボランティアは心身の余裕がないとできない。義務だけ押し付けられ、その義務を果たせないと責められる。世の中の男性は、果たしてこのような現状をどこまで知っているんだろう、とつい毒づきたくなる。

ちなみに私も著者と同じフリーランス。専業主婦の気持ちも、働く女性の気持ちも良く分かる(つもり)。これらのボランティアをどうスリム化すればいいのだろう。男性が参加できるようになればとは思うけれど、それで解決できるのか…分からない。

でも、陽子さんも同じ「NICU経験者」だと分かると、たったそれだけでつい応援したくなってしまった。
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by miki_renge | 2010-08-08 09:51 | 家族・育児
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