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「フリーター、家を買う。」

有川浩さんの「フリーター、家を買う。」を読んだ。
フジテレビでドラマ化されるので、その予習として。

タイトルから、「フリーターががむしゃらに働いて、あるいは高給バイトを渡り歩いて、家一軒買えるくらいのお金を貯めるサクセスストーリーかなぁ」と想像していた。しかし、予想に反して、重たい、人間臭い話だった。

入社3ヶ月で、会社に嫌気がさして退職してしまう主人公・武誠治。
近所からのいじめなどが原因で、重度のうつ病にかかってしまう母・寿美子。
妻のうつ病を受け入れられず、自分のことしか考えていない父・誠一。

「我慢」のできない若者、親世代の苦労に寄り添えない若者、介護で身動きが取れない求職者、大学まで出した息子がブルーカラーになることが許せない父親…どこにでもありそうな話だ。

それでも、自堕落な生活を送る誠治が成長する過程は、読んでいて応援したくなった。また、どんな境遇であっても、一生懸命やっていれば誰かが必ず見ていてくれるのだと思った。夜間の道路工事のバイト仲間(←父・誠一が見下しているガテン系のおじさん)達が、誠治を明るく励ましている場面は感涙ものだった。

最後は上手くいきすぎか?と思うくらいのハッピーエンド。「家を買う」というのは「物理的にモノを買う」ということだけではないと気付く。家族を再生する、そして将来的には自分の家庭を持つ、という意味も込められているのだろう。

ちなみに、この本、就職活動や求人のノウハウについても参考になることが書かれている。人事担当の方にもお勧めしたい。クラスチェンジ後の誠治が考えた「求人のキャッチコピー」には納得。

おまけ。
原作者の有川浩さんのブログを読んだら、「ドラマ化に当たっては、主人公はニノで」という読者の声が非常に多かったそう。確かに!冒頭のグダグダ加減は「歌のおにいさん」@大ちゃんと甲乙つけがたい。ドラマは設定が大幅に変わりそうなのでちょっと残念だが、ニノもマルも出るので、それはそれで楽しみ。ニノとマルが土木作業というのは想像つきにくいけど^^
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by miki_renge | 2010-09-09 08:41 | ジャニーズ
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