医療現場のワーク・ライフ・バランス

もう先々週のことになるが、学習院大学経済経営研究所が主催する「勤務医・看護師におけるワーク・ライフ・バランス」というカンファレンスに参加してきた。

もともと個人的に病院とのお付き合いは長いので、医療現場の過酷さは少しは理解しているつもりだったが、2月にこちらのフォーラムに参加し、さらに興味を持った。
しかし、医療現場はそんな個人的な「興味」云々という呑気なことを言っていられない状況にあるのだということを改めて思い知らされた。

言うまでもなく、少子高齢化がますます進み、人口構造の変化とともに疾患構造も変化する。そのときに、今いる労働人口の何割を医療職に振り向けられるか、大きな視点で考えなければならないのだ。かと言って、いくら「医療は大事」と言っても、全ての生産人口を医療職とすることは非現実的。一定の能力は担保しなければならないし、他の産業とのバランスも考慮する必要がある。
これは介護も同じ。「高齢者の介護を成長産業にして雇用を作ろう」という声もあるようだが、介護は成長産業になりうるのか。

人口減が懸念されるなか、産業構造とそれに配分できる労働人口について、もっともっと議論が必要だということだろう。
もっとも、その切り口はどこにあるのか、無知な私には分からない。ただ、今一つ言えるのは、「医療職の資格を持ちながら埋もれている人を、どうにか活用できないだろうか」ということ。働き方に関して「こうでなければならない」という既成概念を取っ払ってみれば、解決策が見えてくるのでは…と思う(希望的観測)

医療現場のこれらの試行錯誤が、他の産業のワーク・ライフ・バランスに好影響を及ぼしてくれることを願いたい。

さて、このカンファレンスで、偶然、長女・次女を出産した病院の部長先生にお会いした。温かい言葉をかけていただき、2人の命を救ってくれたお医者さん達のためにも、精一杯大切に娘達を育てていかなければ…と、改めて心に誓う。先生方も、身体をお大事に!
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by miki_renge | 2010-09-22 11:22 | 雇用・人事
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