「大奥」とジェンダー

今週はお休みが2日。雇われの身だった頃は、週の半ばの祝祭日がとてもありがたく思えたけれど、今はさすがにそんな悠長なことは言っていられない。いかに時間をやりくりするか考えると、頭が痛くなる。

それでもこの休みの日に「絶対やろう!」と決めていたのは、マンガ「大奥」を読むこと(爆)
幸いにして、図書館で5巻まで借りられたので、一気に読んだ。ついでに映画の公式ガイドブックも買ってきた。

この「大奥」の魅力は、江戸時代の男女を入れ替えた、いわばパロディであること。
男性だけが患う謎の疫病のせいで、男性の人口は女性の4分の1となった江戸の世。女性が主な働き手になっていて、男性は「種」として扱われる。
それは将軍家でも例外ではない。三代将軍の徳川家光は、女性が男性のふりをしていたが、綱吉の時代にそれが決定的になり、八代将軍・吉宗の頃には絶対的な存在になっている。そして大奥には美と才を競う男性が集結するのだ。マンガでは、そのなかでの将軍の悲哀、大奥内での渦巻く嫉妬や陰謀などが描かれている。

読み終えて一番に思ったのは、今の世の中で「働き盛りの男性が怖い疫病にかかって4分の1ほどの人口になったとしたら、男女逆転はあるのだろうか?」ということ。一家の働き頭は女性、企業の要職につくのも女性、力仕事も女性…となったら?その現状を、男性は、そして女性はどう受け止めるだろうか?

吉宗が将軍になった頃の人に、「昔は将軍は男性だった」と説明しても、ピンと来ないだろう。男女の役割やジェンダーなんて、その時代に生きる人の固定観念が勝手に作り上げているだけで、実は曖昧なものなのかも。

ということで、ニノが猫背も銀歯も乗り越えて演じる水野に注目^^

さて、この「大奥」も観に行きたいんだけど、「十三人の刺客」も気になっている。自称「封建社会の犠牲者」の暴君を稲垣ごろーさんがどう演じるのか、とても楽しみ。考えてみれば、「大奥」の面々も将軍も、皆、時代に抗することなくその時代を精一杯生きるしかなかったんだよね。それはいずこの世も同じ、か。
子供を置いて1人で映画鑑賞は難しいから、さてどうするか。長女は観に行きたがっているけれど、どちらの映画も小学生には刺激が強いかな…
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by miki_renge | 2010-09-25 20:43 | ジャニーズ
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