自営業者の自殺は多いのか

先日、俳優の瑛太さんのお父様が自殺とみられる亡くなり方をした。
真相のほどは分からないが、「一昨年、焼き肉屋をオープンして、多額の借金があった一方で、不況の影響か客足は伸びていなかった」「首のヘルニアで、健康に不安を抱えていた」という情報もある。これを聞くだけで、小さな会社の社長さんとお話する機会の多い私は、ため息が出てしまう。

実際、自営業者の自殺は多いのか。
平成22年版「自殺対策白書」において、「平成21年における職業別の自殺者数」を見ると、
 自営業者・家族従事者: 9.7%
 被雇用者・勤め人  :27.9%
 学生        : 2.9%
 無職者       :57.0%
となっている。日本において、自営と被雇用者の割合は約1:9(平成19年度「就業構造基本調査」p.4より) このデータからすると、被雇用者に比べて自営業者の割合は突出していると言えはしないか。

さらに、自殺の理由については、2010年版中小企業白書にも説明があるが(第1-1-30図)、「事業不振」「負債」が多い。
自営業者は被雇用者に比べて、セーフティネットの選択肢が少なすぎるのだと思う。自分が倒れたらどうにもならないというプレッシャーと必死に闘っているのだ。
そんな彼らに自分は、本当に寄り添えているだろうか、最後の砦になるかも知れないのに…

そんな思いを抱きつつ、昨日は、所属支会主催の窓口相談員向け研修に参加してきた。先輩相談員の皆さんの体験談をうかがい、さまざまな工夫の事例を知り、まだまだできることはあるはず、と思いを新たにしている。
大事な命、そんなに簡単に失われていいはずはない。
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by miki_renge | 2011-02-25 06:19 | 仕事場にて
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