「光とともに…」15巻読了

「光とともに…自閉症児を抱えて」の15巻をようやく読み終えた。
数年前ドラマ化されているので、ご存知の方もいるだろう。自閉症の息子を抱えた1人の母親の育児奮戦記でもあり、障害の解説書でもあり、家族や学校・地域への問題提起書でもあった。障害児を持つ母親にとってはまさにバイブルとも言えるマンガである。
この15冊のなかに、息子・光君の約15年間の成長が描かれている。

作者の戸部けいこさんは、残念ながら昨年冬、52歳という若さで亡くなられた。
15巻には先生が病床で綴られたネームが2話分おさめられていた。そこには、アメリカの障害者事情や、障害児のサークル作り、グループホームや就労の話などが盛り込まれていた。それを目にして、「あぁ、戸部先生はきっと、もっともっと描きたいことがあったんだなぁ」と、胸が締め付けられる思いがした。
私も、せめて光君が働き始めるまでを見届けたかった。また、最近の号で主要テーマの一つであった「障害児のきょうだいへのケア」は、私も気になるところであり、どんな対処法があるのか見てみたかった。

でも、このマンガから、自閉症を初めとする発達障害について理解を深められたこと、障害児への接し方が分かったことは、感謝してもしきれない。
障害者や障害児に直接かかわる方以外にも、ぜひこのマンガを読んで欲しい。皆が幸せに生きるためのヒントがちりばめられているから。
私が一番好きなコマが「2004年文化庁メディア芸術祭」のページにあったので、リンクを貼っておく。保育園の卒園式で、夢を語るシーン。障害や病気があっても、その他いろんな困難を抱えていても、それぞれが精一杯生きられれば。

娘達にも、周囲がどうであろうと、自分の信念を持ってたくましく生きて行って欲しいと願う。そしてそれは、私自身にとっても課題。
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by miki_renge | 2011-04-12 05:48 | 家族・育児
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