差別化への取り組み:「企業診断」より

今月の「企業診断」。いろいろと読むべきところがあった。

まず、特集テーマの「プラスアルファの付加価値で売上を伸ばそう!」が面白い。
中小企業にとって、差別化がどれだけ大事かは、知識では分かっていた。だから診断士試験の際も、いかに「大企業との競争を避けて独自性をアピールするか」という視点で考えていた。
が、実際の支援の現場では、それは容易なことではない。自社の強みを自覚できていなかったり、諦めてしまっているケースもあるし、そもそも「差別化」に向けた思考を伝えていくところから始めるケースもある。

本特集では、その差別化に向けた戦略の基本に加え、具体例が紹介されている。
商品開発から人材育成、販売面では「ひも付き戦略」など。当たり前のことかも知れないが、筆者の一人が主張しているように、「当たり前のことをきちんと行う」ことの大事さを思い知らされる。

また、今月号から、震災復興支援のシリーズものが始まったようだ。「在庫を現金化したい」という授産施設のニーズに奔走した診断士の話が掲載されていたが、確かに義捐金を出すより、はるかに喜ばれそうだ。

一方で連載「いまさら聞けない『金融のいろは』教えます」が終わってしまったのは残念。ただ、金融機関とは「緊密なコミュニケーションを心がけること」が大事なのはよく分かった。行政窓口でもその視点で助言していきたいと思う。

その他、「受験機関新人講師座談会」も読んでいて納得。私は受験機関に通ったことはないし、模試すら受けたこともないが、こんな講師の先生がいたら勉強も楽しめるかも、と思いながら拝読。いや、支援の現場だって同じ。「この診断士になら何でも相談できる」と思ってもらえるようになったら嬉しい。改めて、気を引き締めていこう。
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by miki_renge | 2011-06-03 13:59 | 仕事場にて
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