理念も大事、でも現実も…

「生活のためには仕方ない」
「従業員を路頭に迷わすわけにはいかない」

勤務する自治体の融資あっせん窓口で、1日に1回は聞く相談者のこの言葉。

だいたいはこんなストーリー。
創業当初は「●●をやりたい!」という志を持って事業を始めたものの、見通しが甘かったのか、環境変化の激変の波にのまれたのか、なかなか業績は上がらず。それでも頑張って事業に取り組んでいるうちに、本業とはちょっと外れる仕事に巡り合い、そちらの方が利益率が高い(=もうかる)ことが判明。心からやりたい仕事ではないけれど、「生活のためには」と、徐々に本業からシフトしていく。「これでいいのだろうか」と思いながら。

このような場合、相手にどう寄り添えばいいのか、見極めが難しい。
「創業時の思いを、もう一度確認してみましょうよ」なのか、
「新しい仕事に巡り合ったのも、あなたの才覚ですよ」なのか。
本業と新しい仕事の相乗効果にもよるし、「生活の困り度」にもよるし、もちろん「新しい仕事への違和感」にもよる。ポジショニングマップを作ったくらいじゃ、相手の腑に落ちない。結局はケースバイケースなのだが。

相談者のお話を聞きながら、診断士、そして開業士業でも同じだよね、とふと思う。自分の夢のための仕事か、稼ぐための仕事か。それがピタッと合えば、一番幸せなのだけど、これがなかなか…
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by miki_renge | 2011-07-09 07:09 | 仕事場にて
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