恩師の訃報

数日前、ポストを覗いたら一通の喪中欠礼葉書が入っていた。そうか、もうそんな季節なのね、と思いながら差出人を見ても、知った名前ではない。でも確かに私宛。「?」と思いつつ、本文を読んでびっくり仰天。葉書は大学時代に大変お世話になった教授の奥様からで、その教授が亡くなったという内容だった。

その教授は、ゼミの指導教官で、経営組織論および労務管理を専門としていた。高校時代から労働法や働く人の心理に興味があった私は商学部に進み、大学2年の後半にその教授のゼミに入って以来、卒論指導までお世話になっていた。卒論で行き詰まったときに、ゼミ仲間と一緒にその教授の研究室にお邪魔し、あれこれと本を選ばせていただいたことを思い出す。

私が卒業した翌年、定年を迎えて退官したと記憶している。仕事を抜け出して退官記念講義を聴きに行ったっけ。また、私の結婚式では乾杯のご発声をお願いしたところ、快く引き受けてくださった。

それから私も仕事や育児で忙しくなり、ここ数年は年賀状だけのやり取りだったが…確かに平均寿命を超える年齢ではあったのだが、ずっと元気なままだと勝手に信じていた。急なことだったらしいけれど…

ともあれ、この教授との出会いがなければ、今こうして人事・労務関係の仕事をすることもなかった。その意味では、私にとってまさに「恩師」である。これからもいっそう、この教授に対して恥ずかしくない仕事をしていかなければ、と思いを新たにした。そうすれば教授も少しは喜んでくれるだろうから。
T先生、安らかに。
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by miki_renge | 2011-11-18 06:49 | 仕事場にて
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