多額の借入申込に接するとき

融資あっせんの窓口、さすがに年末はあっという間に予約が埋まる。
通常は週1回ペースの出勤だが、先週は臨時でもう1日出た。「年の瀬」を感じる。

さて、今日は運転資金のお話。
「借入金残高は月商3ヶ月まで」というのが一般的な目安だが、ときどき月商の半年~1年分以上を借りたいと希望される方もいらっしゃる。話をお聞きすると、多くは、「新規事業を開始したい」あるいは「大きな仕事が決まりそうで、今のうちに運転資金に余裕を持たせておきたい」というケース。

あっせんする手前、こちらは「それがどの程度確実性のあるものか」を慎重に確認する。もちろん「あっせん窓口」なので、基本的にはダメ出しはすべきでないのだが、それでも返済できなかったら一番つらいのはご本人なのだと、ちょっと意地悪を言って、覚悟を試す場面もある。

というのは、以前、自分が融資あっせんした企業様が、代位弁済となったことがあったからである。このときも、起死回生の新規事業進出のため、年商に近い額の借入れ希望だった。「大丈夫かな」と思いつつも、お客様の「これに賭けたい」という意気込みを感じ、受付印を押した記憶がある。
本当にうまく行きそうな事業なのか、一攫千金を狙っているのか、その見極めは難しい。そんなことを考えながら、限られた受付時間内で、融資申込の金額欄と借入残、売上げ推移を見比べている。

そういえば、いい医者は痛い検査をしなくても、視診と触診だけでかなり精度の高い情報を得ているって言うよね。そうなりたいよ。
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by miki_renge | 2011-12-13 06:59 | 仕事場にて
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