「ナッちゃん」

先日、所属する支会の「工場見学会」に参加した。
お邪魔したのは大田区にある町工場。まず、「5S」(整理・整頓・清潔・清掃・躾)の徹底に驚く。高度に効率化された工場の理念の根底にあるのは「お客様を待たせない」こと。「ほしいときにほしいだけの製品を提供することで、お客様の時間を奪わないようにする、それがお客様満足」という社長の言葉に納得した。

その帰り道、前から読みたかった「ナッちゃん」というマンガを買った。
製造業方面のお仕事をしている方ならこのマンガはご存じだろう。近畿地方にある零細鉄工所の娘として、幼いころから父の仕事ぶりを見ていたナッちゃん。父亡き後、本格的に鉄工所を継ぐ…というお話。
ただし本編は全21巻で大人買いするにもさすがに勇気がいる。小心者の私はナッちゃんが修行で上京した続編「東京編」全3巻を買うにとどまった(苦笑)

それでも、「東京編」だけでもナッちゃんの思いは伝わる。
「お客様にもっと高い価値を提供したい」という、純粋な気持ち。
その思いが、創意工夫につながっている。これは日本のモノづくりの原点のはず。
カッコいいなぁ、ナッちゃん。

願わくは、ナッちゃんのような、また先日お邪魔した工場で働く職人さん達のような人がどんどん育ってほしい。「東京編」の最後の方で、社会科見学で訪れた工場において引率の先生が「しっかり勉強しないと将来こういうところ(工場)で働くことになりますよ」と発言し、ナッちゃん達が激怒するシーンがあったのだが(注:これはマンガだけの話ではなく、診断士仲間でもたまに聞く)、町工場の価値がもっと発信され、見直されてほしいと思う。現状を考えるとそう簡単なことではないだろうけど、私はそれを応援したい。
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by miki_renge | 2012-02-11 06:38 | 仕事場にて
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