命のリレー:「NICU命のものがたり」より

NICU命のものがたり」というマンガを読んだ。
きっかけは長女が「女性週刊誌に載ってたから買ってよ、NICUの本だよ」と言ってきたこと(どこで読むんだ?病院か?) 自分もかつていたNICUに、何か感じるものがあるらしい。

内容は、超低出生体重児(860グラム)で生まれ、様々な疾患と闘った穂並ちゃんの生涯と、そのご家族のお話。
描かれる絵を見て、長女が生まれたばかりの頃を鮮明に思い出した。

小さな体に付けられていた、人工呼吸器やミルクのチューブ、点滴、心電図のコード。
ぶかぶかの未熟児用おむつ。
おっかないサチュレーションのアラーム。
苦しそうだったタンの吸引。

毎日、ただ「生きていてほしい」と願って面会に通った日々。
後遺症が残るかも知れないと宣告されたときの絶望感。
新生児室とは全く違う(←次女を産んで痛感した)NICUの独特の雰囲気。

それでも、NICUのドクター、看護師さんたちにいただいた、いっぱいの愛情。
ちなみにこのマンガに出てくる新生児科のY先生とは、NICU退院後の長女の主治医。この先生についてはこちらの記事に書いているが、本当に温かい先生なのだ。

最後の方に出てくる「命のリレー」という言葉。
穂並ちゃんは天国に行ってしまったが、穂並ちゃんが生きた証は、きっと次に生まれる小さな赤ちゃんの力になっている。

人間、誰しもそうだ。
今、どうにかこうにか生きていられるのも、失われた命が残してくれた教訓によるものが大きいはず。
それを考えたら、誰もがもっと「生命」に対して謙虚であるべきだと思う。

今日も、この瞬間も、NICUで懸命に頑張る赤ちゃんがいる。
それを見守るママパパもいるし、細やかに手を尽くされている病院のスタッフさんもいる。
私は何もできないけれど、みんなのことを、心から応援しています。

さて、この本を勧めてくれた長女の感想…「うーん、なかなか言葉にならないなぁ。でもY先生はいい先生だよね」。うーん、語彙がないのか、本当にどう受け止めていいのか分からないのか…
[PR]
by miki_renge | 2012-06-13 18:24 | 家族・育児
<< 近況 不便を受け入れることも…大事? >>