残業規制の意味

ブログに書きたいことは、たくさんある。
ただ、仕事以外で、落ち着いてPCの前に座っている時間がない。
夏休みだなぁ…

さて、昨日の東京新聞の、
7割過労死基準以上 残業協定 大手100社調査
という記事を読み、暗澹たる気持ちになった。
記事では、
東証一部上場の売り上げ上位百社(二〇一一年決算期)の七割が、厚生労働省の通達で過労死との因果関係が強いとされる月八十時間(いわゆる過労死ライン)以上の残業を社員に認めていることが分かった。

と紹介したうえで、経団連の労働法制担当者の
「円高などで今、国内で事業を続けるのは大変。過労死は重要な問題だが、法律で残業時間の上限を定めるなど労働規制を強めれば、企業はますます活力を失い、成長は望めなくなる。」

とのコメントを掲載している。

調査がどのように進められたかは分からないし、この担当者のコメントも、もしかしたら一部が切り取られている恐れもある。だから記事をそのまま受け止めるのは間違っているかも知れないが…
ただ、本気で、「過労死ライン以上の残業を認めることで、競争力をあげたい」と考えているのだとしたら、恐ろしいことだと思う。

なぜなら、それはそこで働く人間を「機械」とか「道具」としか見ていないということだから。それなら、ずっと動かしていれば、アウトプットは時間に比例して上がる。でも、そこで働くのは生身の人間である。

大企業がこういう働き方だと、その下請けはますます休んでいられないよね。
時間制約があったり、体力がなかったりして残業できない人間は、そんな職場には居づらくなるよね。
そしてもう一つ、家族(主に父親や夫)がこのような働き方をしていたら、家庭にどういう影響が及ぶか、経営側は想像しないのだろうか。
「仕方ない」で片づけられてしまうような問題なのだろうか。

でも、残業規制そのものを考えても、単純に「規制上限を厳しくすればよい」とはいくまい。逆にサービス産業が増えたら意味がない。

ただ、このままじゃヤバいよ日本。労働力がこれから減っていくというときに、こんな働き方が是とされる世の中はまずいよ、と言いたい。うちの夫も先月の残業時間は(申請が通った分だけで)130時間、こんな働き方を、娘たちや、その旦那さん(←気が早いか)にしてほしくないよ。
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by miki_renge | 2012-07-26 21:15 | 雇用・人事
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