「夜行観覧車」

TBSのドラマ「夜行観覧車」が始まる前に、原作本を読んだ。
ストーリーに特別に興味があったわけではないが、何と言っても我らが安田章大が出演しますからね!しかも医学部生の役ですよ!「頭のなかがお花畑」のヤスが、「ありえへん世界」で「アホ関ジャニ」と言われるあのヤスが、ですよ!(大興奮)

で、感想。
ミステリー小説としては、初めに殺人犯の名前を出していたのが、斬新だった。
なぜ彼は殺されてしまったのか、なぜ彼は(←殺された彼とは別の人)逃げたのか、あの家族とこの家族はどう繋がっているのか…と、もつれた糸を徐々に解いていくような気持ちになった。

ドラマは現在進行形なのでネタバレはしないでおくが、小説版の犯行動機は、「あぁ、そうか」と妙に納得できるものだった。人間、満たされていないと、本当にふとしたきっかけで、爆発してしまうものなのだと思う。
ずっと我慢に我慢を重ねてきた人、劣等感にさいなまれてきた人が、その限界を超えてしまうって、案外あることなんだろうなぁ。
小説では最後の方にある人が、「坂道病」すなわち「普通の感覚を持った人が、おかしなところで無理して過ごしていると、だんだん足元が傾いてくるように思えてくる」と言っているけれど、確かに無理をしないのが一番だ。

それにしても、小説のラストは切なくなった。死人に人権はないんだなぁ。
いつかあの世で父親に会ったら、彼らはどんな申し開きをするのだろう。
いや、その前に彼らも、背負った十字架の重さに耐えられず、つぶれてしまうかも…このラストを読むまでは「3きょうだい、頑張れ!」と思っていたけれど、「えぇーっ、これが結論!?」と思ってしまった。いや、小説の出来不出来ではないですよ、念のため。

ちなみに現在のところ、実はドラマはほとんど見ていない。ドラマにすると、昼ドラのような雰囲気に見えてしまって…そういうのが好きな人もいるだろうけど、自分には無理だった^^; でも、ヤスの出番が増えるなら、他は飛ばしてそこだけ見ようかな。
[PR]
by miki_renge | 2013-02-21 23:03 | ジャニーズ
<< 「聲の形」(少年マガジン) 「はらちゃん」最高! >>