単著出版までの長い道のり(2)

単著出版までの長い道のり(1)の続き。

一番難しいと思ったこと。
それは、構成を決め、それに沿って主張をまとめ上げることだ。

今回の本は200ページ、約10万字(実際は余白もあるから、8万字弱)。雑誌やリーフレットへの寄稿とは全く違う。
この膨大なボリュームのなかで起承転結をどのように繋げていくか。
矛盾ない論理展開にできるか。
言いたいことを、どの流れで、どの項目に入れ込めば、一番スムーズに伝わるか。
もちろん企画書が通ってから、いざ書き始める前に構成は考えたつもりだったが、迷いの連続だった。

「とりあえずこれでいいや」と思っても、翌日読み直すと、「あれ?これは前に似たようなことを書いたかも」と気づいたり(←スペースの無駄、くどい)。
逆に、これはものすごく強調したい!と思っても、おさまりが悪くて、結局カットしてしまった項目も(もう少し知恵と時間があったら、あれもこれも入れられたのに!)
200ページ、埋まらないかもしれないと思ったけれど、全然そんなことはなかった。むしろ、本当に伝えたいことを、より適切な言葉で収斂していく作業の方が大変だった。

その意味では、初校ゲラをあげていただいてから戻しまでの3週間が、一番つらかった。
ゲラを読んでみると、「ん?」と思う箇所が、これでもかというくらい目につく。入稿のときにさんざん見直したはずなのに、いざゲラを見ると、受け取り方が全然違って驚いた。いや、初めの原稿が相当に質の悪いものだったのかも知れないけれど。さすがに大修正まではしなかったけれど、論拠となるデータはいくつか入れ替えた。

データの修正、これもまた気を遣う。そのデータが、別の箇所で別の主張の足を引っ張っていないか、確認しなければならないのだから。

続く。

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by miki_renge | 2013-03-03 11:31 | 仕事場にて
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