育休3年!?

昨日入ってきたこのニュース。
安倍首相:育休3歳まで延長を 待機児童ゼロ対策も
この短い記事だけでは分からないことも多いのだが、それでも感じたことを書いておきたい。

「育休3年」。
これを歓迎する人も、確かにいると思う。確かに選択肢は増えるわけだし。
でも、昨夜Twitterを見た限りの反応は、むしろ「現状を分かっていない」という嘆きや怒りの声の方が多かったように受け止めている。
そして、私もその1人。

まず、3年休むことで失うものの大きさ。
「ノーワーク・ノーペイ」なのだから、育児休業中は無収入でも仕方ない(雇用保険に入っていたら、原則1年間は育児休業給付金がもらえるけれど)
3年休むことによる、キャリアの分断はどうなるのか。もちろん違和感なく復帰できる仕事・職場もあるだろうが、休めば休むほど復帰のハードルが上がるのも現実だろう。
そういえば、出産退職後に再就職活動をしたとき、「3年専業主婦をやったら使い物にならない」と言われ続けていたっけ(←これは嘘だと思うけどね)

で、気になるのはこの記事が「5年間で待機児童ゼロ」とセットで報道されていること。これは編集の都合なのかも知れないけれど、これは「0~2歳児の保育所入所抑制」を意味するのかしら。
それだと、0歳から保育所のお世話になりたいフリーランス家庭は困る^^;;;

3年育休後の「復職しやすい環境」作りよりは、育休は1年でも半年でもいいから、短時間勤務で働ける選択肢がもっと整備されたらいいのになぁと思う。細くても繋がっていた方が、スキルも落ちにくいし、代替要員も必要最小限で済む。
あとは、この記事では「女性」に絞られているけれど、そもそも男性の働き方が変わらないと何一つ解決しないよね。
これらの解決が難しいから、「育休延長」という安易な方向に流れるのかねぇ^^;
同じ3年でも、「男性と女性、1年半ずつ」とかいうなら、「性的役割分業を崩そう」というメッセージと受け止められるけど。女性が3年取得の前提だと、男性へのプレッシャーもハンパないだろう。結果として少子化が進むのでは…

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by miki_renge | 2013-04-19 09:46 | 女性と仕事
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