単著出版までの長い道のり(5)

もうすでに存在すら忘れられているかも知れないけれど…「単著出版までの長い道のり」シリーズ→ 過去記事はこちら (1)(2)(3)(4)

今回は、「入れたかったけど入れられなかった」部分について。
(2)で書いたように、約10万字(実質8万字弱)の執筆は、実はそれほど苦ではなかった。書きたいことは山ほどある。とりあえず自分の主張をバーッと書き出してみて、それをまとめていく作業の方が何倍も大変だった。
入れられなかったのは、主に以下のもの。
①ワークライフバランスやダイバーシティとは関係するものの、「コマギレ勤務」とは直接結びつかない主張(話が壮大になりすぎる)。
②全体のバランス・構成を考えると、その内容だけでページ数を割けない主張(300ページあったら入れられたかも)
③あまりに突飛で、現時点では共感は得られないであろう主張(裏付けとなるデータが全く揃えられない)

ということで、「惜しくも(?)選外」の内容をここでいくつかご紹介。

◆「24時間社会」への懸念。人口減少との関連で、「労働力人口の効果的配分」を考えなければならないときがきっと来る。出版後、バスの終夜運転についても発表されたが、「出来る限り″朝起きて、夜寝る″生活を」と加えたかった。これで社会保険料負担も減る可能性があると(これは本編には入れにくく、コラムで書いていたが、最後の最後でボツにした)。

◆保育所の待機児童の問題。これも出版後に大騒ぎになったこと。「時短を取れず(あるいは取っても)、●●駅のそばの●●園に入れないと、お迎えに間に合わない」と悩む保護者のなんと多いことか。思い切って、もっと勤務時間を短くできれば、保育園の選択肢も増えただろうに、と思う(これも最後に泣く泣くカット。待機児問題がこれだけクローズアップされるなら、入れときゃよかった)。

◆中学高校時代の部活動の厳しさ(というか、精神論)が、従順で24時間働けるビジネスマンを生むことに一役買っているのでは?という仮説。でも「学生時代だからこそ、何かに打ち込むことは素晴らしい」という思いも否定できないため、本文では1文触れるにとどまっている(笑)

◆「エイジフリー社会」への道筋。「コマギレ勤務」で、生涯現役という働き方も容易になるはず。シニア起業やシニアの社内ベンチャーの可能性についても、突っ込みたかった。

◆副業については触れているが、もう少し紙面を割きたかった。一つの仕事が、もう一つの仕事へ与える好影響もきっとあるはず。

◆「忙しく働く人も、地域に帰るべし」という主張はもっと強調したかった。今、自治会活動は高齢者が主婦がほとんどを担っている。というか、働き盛りはとてもできやしない。これっておかしくないか?

その他、少子高齢化、地域格差の拡大に対する危機感は当初はもっと過激に書いていたけれど、「やりすぎかな~」と路線変更。どちらが良かったかは、よく分からない(笑)

しつこくも、(6)に続く…

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by miki_renge | 2013-05-26 20:48 | 仕事場にて
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