「ダンダリン」

秋からのドラマはジャニーズ主演が目白押し。
仕事&家事時間確保のため、「ドラマは1クールに1本(ただしNHK大河ドラマは別枠)」というルールを決めている私にとっては、非常に悩ましい。

が、昨夜、こともあろうにジャニーズとは関係のない「ダンダリン」を見てしまった。
主人公(竹内結子さん)が労働基準監督官だし、悪徳社労士が出るというし、それによって中途半端な知識を視聴者に植え付けられても困る。社労士事務所の仲間と、「見た方がいいかなぁ」と話していたのだ(ちなみに、公務員の1.5倍の給与はいただけていない)。

ドラマの細かい内容については突っ込みどころもある。
まず、ブラック企業の社長が労基署に逮捕されていたが、いきなりこれはない。この手のものはまず臨検、是正勧告と言うように(←これはドラマでも話し合われていたが)段階を踏む。懲戒解雇に至るまで、始末書を取ったり、減給・降格したり、出勤停止にしたり…というのと同じ。
是正勧告を受けて戸惑う企業様には、「これを改善のきっかけにしましょう」とお話している。やり直す術はあるのだから。

労基署については巷でもいろいろ言われているように、一つひとつの案件に丁寧に対応するだけの体制はないと思う。だけど、さすがにあそこまで緩くないだろう(少なくとも私の知っている範囲ではそうだ)。

今回のブラック企業社員・西川さんの自殺未遂は、残業未払いというよりは社長によるパワハラが原因だよね。リフォーム会社は悪徳商法で儲けているらしいから、そちらから攻める手もあった。

でもまぁ、どんなにひどい会社で理不尽な仕事であっても、「前の会社が倒産して、やっと今の会社に雇われて、自分が働くしかない」と自分を奮い立たせる西川さんに対して、「会社にしがみつくより、命にしがみついたほうがいいと思います」と言い切るダンダリンは、格好良かった。

実のところ、社長が逮捕されたら会社そのものが立ち行かなくなる可能性があるし、そこで雇用されている人はどうなるんだという現実もあるので、西川さんのような告発は勇気が要る(在職中は抵抗ある)のだ。
今回は庇いようがないくらい社長が悪人として描かれていたから逮捕やむなしと納得できたけれど、社長自身も何か事情を抱えていたら、別の感想を持ったかも知れない。

さて、来週から見続けるかどうしようか。
亮ちゃんの「よろず占い処 陰陽屋へようこそ」も始まるんだよね。
でも、悪徳社労士(なぜか「相葉社労士事務所」)は気になる。

こんなドラマが成立しないくらい皆が幸せに働ける世の中になったら…と願って、拙著の広告を貼り付けておきます^^
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by miki_renge | 2013-10-03 12:27 | 雇用・人事
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