配偶者控除

先日、「配偶者控除の廃止」が発表された。
そうか、とうとう来ましたね。

これは時代の流れだと思う。良し悪しではなくて。
配偶者控除は1961年に設けられたもの。
その後、雇用機会均等法が制定され、1992年前半共働き世帯が専業主婦世帯を上回ったのに、この控除(+国民年金の3号被保険者制度)が残っているというのは、矛盾しているという判断なのだろう。

確かに、女性(正確には一部男性もいるけど)の(主に非正規雇用の)賃金は、その女性の能力や経験とは関係のないところで決められているのが現実。それ以上働きたいと希望しても、この制度が抑止力になってしまうのだ。
例えば、12月になると、収入の調整をするため、お休みする人もいる。
時給を上げると、働く時間を減らさなければならないという矛盾もある。最低賃金は上がっているんだし…

それだけでも大きな問題なのに、この制度によって女性全体の賃金が低く据え置かれているのは見逃せない。このところクローズアップされている、いわゆる「女性の貧困」だ。
それこそ、「女性だから」と一律的に賃金を抑えられたら、たまったものではない。

もっとも、配偶者控除に反対意見が多いのも分かる。
未だ、女性が働きやすい環境が整っているとは言い難い。子どもの預け先の問題、性的役割分業の慣習など…
でも、どこかで変えないと、いつまでたっても女性の活躍は進まない。どこに突破口を見つけるか、政府も悩んだだろうなぁと推測する。

個人的には、むしろ、その先の「第3号」の制度を何とかしてほしいと思う。
社会保障の財源が厳しい今、配偶者の職業によって保険料を支払ったり支払わなかったりする制度は、不公平感が強い。
私は第1号で保険料を納めているけれど、いただける年金額は第3号の人と同じなんだよね。これは自分で選んだ道だから、ブログでぶつぶつ言うだけだけど(苦笑)、配偶者の職業に左右されるのはね…

「配偶者控除内で働く主婦&専業主婦」VS「バリバリ働く主婦」という対立構造になるのは嫌だけど…
[PR]
by miki_renge | 2014-05-02 19:00 | 社会・経済一般
<< 元超未熟児・長女の歯列矯正 選択と集中は大事 >>