何度でもやり直せる?

日テレ系ドラマ「ごくせん」の最終回の視聴率が32.5%だったそうで。私もちょっとだけ観ましたが、う~ん、学生時代にあんな先生に会いたかったなぁ。
そのテーマソング「NO MORE CRY」、私も大好きですが、「何度でもやり直せる~♪」というフレーズが切ないですねぇ。そういや、「Mの悲劇」でもごろーさんがくらのすけさんに「やり直せるよ!」と叫んでいたけれど、くらのすけさんは「もう無理だよ」と吐き捨てていましたっけ。

実際、日本の社会で失敗した場合、何度でもやり直せるかって言うと、残念ながらそんなことないですよねぇ・・・
たとえば失業・退職したら?中高齢で失業したら、再就職先を探すのは実に難しい。出産退職した女性が前と同等かそれ以上の待遇の職を見つけようなんざ、夢のような話だ(不可能ではないと思うけど)。
たとえば学校を卒業して就職できなかったら?フリーター・ニート経験者に対する世間の風当たりは強い。それだけで不利になってしまう。たとえどんな事情があっても。
たとえば会社が倒産したら?一たび経営に失敗すれば、家族はもとより周囲も巻き込んで路頭に迷ってしまうのが現実。「クイズミリオネア」でもよくやってるよね。この辺は、失敗経験をキャリアとして肯定的に捉えるアメリカなんかとは実に対照的。

最近は偏見もなくなってきたけれど、昔は離婚もそうだったよね。
病気や障害に対しても同じ。だからこれだけ生命保険会社が頑張ってCMしてるんだよ。
やり直しても大丈夫そうなのは浪人生活くらいか?でも中退者には冷たいかも(イノッチ@「学校へ行こう!」より)。
まぁ、犯罪者になったとか言うのであれば話は別かも知れないけど・・・

すべてアメリカ的にしろってわけじゃないけど、「失敗しても何度でもやり直せるんだ」って心から思えないと、起業も増えないし経済は活性化しない。たった一度の失敗で絶望する自殺者も減らない。どこかで、「日本は先進国の中でやりたくもない仕事をやっている人の割合が一番高い」というデータがあると聞いたこともある。もちろん忍耐も必要。だけど「失敗したらやり直せない」って追い詰められながらやる仕事って、どうよ!?

何だか空しいよね。
平均寿命が延びてるんだから、確率的に?失敗することだって増えるだろう。
何度でもやり直せる、それが当たり前になって欲しい。それでないと、住みやすい社会って言えないよ。
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by miki_renge | 2005-03-23 11:08 | 社会・経済一般
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