虐待

大阪・豊中で6歳の女の子が母親の虐待によって亡くなるという事件がありましたね。
読めば、その女の子は双子ちゃんでしかも未熟児生まれ、弟さんは重度の脳性麻痺児でその子自身も障害があったのだとか。
未熟児や障害児は、親から虐待を受けることが、健常児の3倍だとかいう話を聞いたことがある。
(本当は健常児とか障害児なんていう分け方は嫌いだけど)
それだけ育てにくいっていうのは確かだと思う。
うちの場合も、わずか600グラムの超未熟児で生まれている。医療機器が常に必要だったため、1歳半までは外出もできず。その後の成長・発達も遅い。

ごく普通の健常児と比較して落ち込んだり、実際に周囲から奇異の目で見られたりすることもあるだろう。
かくいう私も、予防接種で保健所に行ったときに、医者から、「この子小さいですね、お母さんの努力不足ですよ、最近の母親は・・・」とお説教されたことがある。問診表に出生体重も書いてあったのに。

きっとこのお母さんも、障害児を2人抱えて、独りぼっちで頑張ってきたんだろうな。
一方で、幼稚園にも通わせていなかった(→だから虐待の発見が遅れた)というのは、障害児を受け入れてくれる適切な幼稚園がなかったのかも知れないし、健常児とどんどん差がつく我が子たちを直視できなかったのかも知れない。

ところで、今日は週一回の娘の療育日。
障害児施設の保護者控え室に、水曜夜10時より放送されている「光とともに・・・自閉症児を抱えて」のBBSを印刷したものが置いてあった。
そのBBSには、障害児を持つ母親の投稿も目立ったが、「子供と死んでしまいたい」とか「この子なんて生まれてこなければよかった」という、ネガティブなものも散見された。

みんな苦労している。
もちろん苦労ばかりじゃない、嬉しいことだっていっぱいあるけど・・・
それを気づかせてくれるような周囲(家族、専門機関、友人、育児サポートなど)の援助がなければ、とことんネガティブになっていくというのも、紛れもない事実だと思う。

虐待をしたこのお母さん、一部報道によれば重度の鬱病で、自分も自殺を図ったとのこと。
そこまで行く前に、誰かが手を差し伸べてくれなかったのか。もしかしたら、これまで6年間の苦労が、彼女の心を閉ざしてしまったのか・・・

今心配なのは、残された重度脳性麻痺の弟くん。
彼は、今後適切なケアが受けられるだろうか。
[PR]
by miki_renge | 2004-05-27 23:56 | 家族・育児
<< 続・ラジオ体操 労働分配率から給料を考える >>