年金の経過措置

またやっちゃいましたね社会保険庁。
年金過払いのニュースが出ておりました。

今回問題になったのは「振替加算」。
言ってみれば、年金の配偶者手当みたいなこの制度、「手当」が必要でない人(つまり自分の一人前の年金をいただける人、要は現役時代に働いて、一定の年金保険料を払っていた人)にまで、余計に払っていたということらしい。
ちなみに、振替加算が行われるのは昭和41年4月1日までに生まれたサラリーマンの妻などであり、若い人ほど額は少なくなる。女性の年金が任意加入→強制加入に代わったことによる、いわゆる「経過措置」としての位置づけであり、いずれはなくなる制度だ。
・・・なんて言っても、難しいよね。
年金制度を複雑にしているのは、ほぼ9割以上、この「経過措置」の多さなんだと思う。

そして、「経過措置」というのは、その言葉からもイメージされるように、本質にかかわる部分ではないと思われている。
だから、こんなミスもあるんだろうし、発覚しにくいんだろうなぁ。

年金の受給額などが不公平にならないように考えられた経過措置。
しかし、それが制度そのものをどんどん複雑にしている。
老齢基礎年金の経過措置はだいたい20年ほどの期間を設けてあるし、昭和36年に施行された「旧法」とよばれる法律で年金をもらっている人もたくさんいる。これを、「移行期間は短縮します」としては、老後の資金計画をしっかり立てていた人が暴動を起こすだろう。

官僚さんも、どうしたら一番多くの人に納得してもらえるか考えに考えながら経過措置を生み出していくんだろうし・・・

分かりにくい、と批判するのは簡単だけど、経過措置で多くの受給者が救われているのも事実。
どこで線引きをするかは難しい。
ジレンマが多い制度だなぁ。
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by miki_renge | 2004-07-23 12:43 | 年金・保険
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