「七つの会議」

GWも本日で終わり。
と言っても、10Ks以外はほぼ仕事だったけれど。
それでも、さすがにずっと仕事だけでは息が詰まると思い、以前から観たかった「七つの会議」のDVDを借りてきた。FBにも感想を書いたけれど、こちらではちょっと切り口を変えて。

「七つの会議」がNHKで放送されたのは2013年7~8月。原作は池井戸潤さんだが、私は原作は未読。
「半沢直樹」とほぼ同時期に放送されていたが、こちらは視聴率的にはさほど話題にならなかった記憶がある。でも、非常に見ごたえのあるドラマだった。

テーマは「隠蔽と内部告発」。
主人公の原島(ヒガシさん)は、地味な営業四課から花の一課の課長になる。一課の前任課長はエース的存在で業績を上げてきたが、部下からパワハラで訴えられて左遷
…というのは嘘。どうも会社の不正を知っていた前任課長を遠ざけるためだったようだ。

しかし、原島課長も、不正の事実(コストダウンのために強度不足のネジを使っていた)ことを知る。
このネジを使った商品(高速鉄道や航空機用のイス)を放置したら、重大事故につながりかねない。
しかしリコールされたら、中堅メーカーなんてひとたまりもない。どうする?
…これがだいたいのストーリー。

これはヤバいことになる…と気づいた原島課長と、カスタマーサポート室の佐野のやり取りが、前半の鍵の一つ。告発文を送った佐野に対し、原島は「会議で話し合うべきだ」と言う。しかし佐野は「会議で話し合うのは建前だけだ、本音は出ない」と突っぱねる。

そうだよねぇ、日本全国津々浦々、どこでもさまざまな種類の会議は行われている。
しかし本音で話せて、実のある会議がどれだけ行われているんだろう?
むしろ、終業後の「飲み屋で一杯」で交わされる本音の方が、何倍も組織決定に影響を与えているのでは、と考えてしまう。
何だろうね、会議って…形だけの合意形成、いわば儀式に、どれだけの人間の貴重な時間が奪われているんだろうね。
同じ方向を向かず、私利私欲で動くメンバーだけなら、やっても意味ないのに。
制約条件を変えず、無茶振りをするだけでは、人は動きたがらないのに。
客観的に見ていたら、「おっかない組織!」と思えるけれど、これだけ企業不祥事が頻発しているくらいだから、組織のなかに入ってしまえば、その感覚はなくなってしまうんだろうね。
それに、不正がバレて会社が潰れたら、多くの社員が路頭に迷い、下請にも迷惑をかけるというのは事実だものね。社会的に間違いでも、関係者への影響を考えたら、簡単には判断できないよね。

結局、内部告発により、当社の業務は営業一課を残し新会社に移管される。
これで良かったのだろうか…という余韻も残してドラマは終わる。
うーん、スカッとしなかったから、「半沢直樹」より視聴率は取れなかったのかも。
でも、こちらのドラマの方が、はるかに身近というか、自分が巻き込まれる恐れがあるシチュエーションだよね。

それにしても、原島課長の部下の佐伯浩光は大変なイケメンであった。そして一服の清涼剤であった。
メガネ男子大勝利。
誰が演じているかって?先にKAT-TUNを脱退した田口淳之介です。以後、お見知りおきを…(by絶賛田口ロス中のヲタ)
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by miki_renge | 2016-05-08 23:57 | 雇用・人事
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