無配慮な職場

「自閉症に無配慮で自殺」遺族が勤務先提訴
自閉症と知的障害を抱え働いていた男性が自殺したのは、会社が上司らに障害を周知せず十分な配慮を怠ったことが原因として、その母親が、ヤマト運輸の関連会社「ヤマトロジスティクス」(東京)に6500万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。
男性は、障害者雇用枠で2002年11月に入社し、包装などの仕事に従事。職場の上司と十分な意思疎通ができず、会社は上司や同僚に障害について知らせていなかったことから厳しく指導され、精神的に大きな負担となった。
さらに給料が減らされる勤務時間の変更を告げられたことから、男性は05年2月下旬ごろ職場で自殺未遂をしたが、会社は家族に知らせず、男性は3月3日に自宅で自殺した。
これって一体・・・障害者に限らず、採用担当者は現場責任者に、どのような人物かを伝える義務があるはず。その上でどのような仕事を担当させるかを検討して、その人が最大限に能力を発揮できるよう、サポートすべきなのに。
障害の程度や自閉のタイプ、それまでの職場経験にもよるが、注意されてパニックになるようなら、そりゃ現場もやりにくかったのが本音だろうし、何より本人は自分を上手に表現できずに苦労しただろうな。
おまけに、自殺未遂を家族に知らせないなんて・・・

親の側も、「せっかく雇ってくれたんだから」という遠慮があったのだろうか。自殺までのサインはあったのだろうけど、何か言ったら「じゃぁ明日から来ないでいいですよ」と言われるのを恐れていたのかも。

ヤマト運輸と言えば、障害者雇用にも熱心な会社なのに、全く残念なことだ。
障害者の雇用促進が大きな課題となっている今、採用担当者=現場担当者=家族の三者が上手にコミュニケーションを取って、本人の意欲をバックアップして欲しいと願う。
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by miki_renge | 2006-08-05 08:13 | 雇用・人事
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