学歴社会は崩壊する?

ハローワークと社会保険事務所の手続きの待ち時間に、「高学歴ノーリターン」という本を読んだ。日本では、高学歴者は努力した割には報われない。従順に仕事をしている人も多いが、今に「報われない」ことに対して怒りや無力感を抱く高学歴者が増え、日本は学歴社会からギャンブル社会に突入していく・・・、と、こんな感じの内容だ。

確かに、高い教育を受けたからと言って、それに応じた収入が得られるわけではない。一流大卒だろうが、三流大卒だろうが、初任給は同じ。出世も、一流大卒の方が圧倒的に有利かというとそうでもない。それに見合ったリターンがないというのは頷ける。
ただ、だからと言って、彼らを「さえない高学歴者」と切って捨ててしまうのはどうなのかと思う。また、ピラミッド型学歴社会は崩壊するとの予測だが、「リストラされる高学歴者を見て、子供まで学歴の価値を疑い出し、子供は勉強という努力を放棄する」という指摘はちょっと理解できない。「受験勉強がなければ、どうやって努力の尊さを子供に教えることができるのか」「努力する、継続する、という価値観が廃れてくるだろう」というのは、極論だと思う。

もっとも、私自身は大学まで進んで(しかも下宿、幸い私立じゃなかったけど)、親に投資分のリターンを与えたかと言うと・・・全然そんなことはないな。それは申し訳ないと思っている。
筆者は最も損をしている人として、「イーム」と言う条件を挙げている。イームとは、
 1.一生懸命努力して一流大学に入った人
 2.両親が一生懸命働いて、教育投資をしてくれた人
 3.所得的には中間層以下
だそうだが、一流大卒ということ以外は(笑)そのものズバリ、当てはまってるなぁ。こう書かれること自体、肩身が狭くてモチベーションが下がっちゃうなぁ。

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by miki_renge | 2006-09-02 07:27 | 雇用・人事
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