子育てにやさしい地域づくり:「企業診断」より

通勤途中に「企業診断」の2月号を読む。
仕事でとってもお世話になっている福島さんのインタビュー記事も面白かったし(今月号は中小企業診断協会副会長の野村廣治先生。診断士資格取得後における選択肢の多様性について、改めて興味深く感じた)、特集の「医療経営コンサル」については、医療を取り巻く環境変化について論点を確認することができた。
しかし一番興味深かった記事は、「NPO法人ふれあいの家-おばちゃんち」の代表、渡辺美恵子さんの記事だった(福島さんごめんなさい)。

「おばちゃんち」は東京・品川区にある保育施設。年会費2,500円を払って会員登録すると、1時間500円(!)で子供を預かってもらうことができる。利用は4時間以内で、就学前の保育園の入園条件を満たさない人の子供を対象としている。利用は現在およそ30名だとか。

一応その存在だけは知っていたが、今回記事を読んで改めて知ることも多かった。
代表の渡辺さんはもともと児童館職員。退職後も児童館で学生やお年寄り、子供が一緒になって遊ぶ企画をしているうちに、若い世代が子供達と積極的に関わってくれるようになったということ。学童クラブだった空き家を親子の交流の場として運営しているうちに、そこに参加していた母親が今度は他の母親の「保育サポーター」になっていたり。今雇っている非常勤のスタッフは保育士を目指している女子高生だったり。

私はもともと「子育て支援」という言葉は好きではない。特に「子育て支援センター」は胡散臭く感じる。支援される側-主に(専業)主婦に、「支援するからあなたは子育てだけしていればいいのよ」と言っているように感じてしまうのだ。支援センターを作る予算があったら、夫の労働時間を減らすようにしてくれよ、と。(←ひねくれ過ぎ?)

しかし、この「おばちゃんち」は違う。ここは子育て中の主婦を閉じ込めておく場所ではない。ここを発信地として、さまざまな形で地域の人を巻き込もうとしている。渡辺さんは「この界隈が子育てにやさしいテーマパークになったらいいと思う」と語っている。そのような趣旨で運営される「子育て支援センター」なら大歓迎。
渡辺さんの話すように、「おばちゃんち」が各地で生まれることを願いたい。
[PR]
by miki_renge | 2007-02-06 06:35 | 家族・育児
<< 孫育て:「クローズアップ現代」より 「関ジャニ∞に見る男の子の育て方」 >>