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志:「華麗なる一族」より

「華麗なる一族」最終回を見終わった。
万俵家と、工場で働く人の幸せを願いつつ、一人死んでいった鉄平。
死亡診断書を見て初めて、鉄平が自分の実の息子だと知った大介。
鉄平に詫び、罪(?)を償いつつも、大同銀行との合併を成功させ、野望を達成したかに見えた大介。しかしその成功も一瞬、次の金融再編のターゲットとなっていた・・・
最後の合併披露宴の大介と綿貫専務の笑顔が滑稽に見えた。そして冷酷な美馬の笑顔ときたら(ひゃ~っ、仲村トオルさん、上手すぎる!)

ここまでして大介が手に入れたかったものは何なのだろう。鉄平の場合は、鉄への夢があった。だからこそ、四々彦のような後継者も育った。一方、「志を失った銀行の行く先は明るくない」と言い切る銀平。ここで大介が手に入れた仮の「成功」は、一体この先、どんな意味を持つのだろうか・・・それを考えると大介が哀れに思えてくる。あれだけ憎らしかったはずなのに。

これに先立って、昨夜「スマ・ステーション」を見た。
山崎豊子さんは、この「華麗なる一族」を書き始める前に、金融の基礎勉強を半年行い、300人以上の銀行関係者にヒアリングを行ったという。
脚本家の井上由美子さんが、「『白い巨塔』にしても、『華麗なる一族』にしても、山崎さんの作品は予言になっている」と語っていたが、これだけ取材をすればそれも可能だ。山崎さんこそ、強い「志」を持っているのだろう。

「志を忘れたとき、栄光は終わりに向かうだろう」・・・鉄平の最期の言葉は重い。
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by miki_renge | 2007-03-18 23:13 | ジャニーズ
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