制度の充実より優先すべきこと

先日、支部の研究会で、職場における女性の活用について発表する機会をいただいた。
私の発表はダメダメだったが(本当に申し訳ない)、もうお1人、男女雇用機会均等法の改正について発表された先生のお話を聴きながら思ったこと。

女性が長く働き続けるための制度は、着実に整備されている。私が正社員として働いていた1990年代とは、もう比べようもないほど。均等法以前の茨の道を歩んできた先輩方にとっては、想像もつかないことではないだろうか。

ただ、「制度」という括りで考えたとき、厄介なのは、「制度を利用できる人」と「利用できない人」が、少なくとも現段階では確実に存在するということだ。それは正社員かそうでないか、という雇用形態の差によるものだったり、職種の違いだったり、さらには職場の上司のポリシーだったり、と、さまざまなことに起因する。
そして、制度を利用する側は、ある意味で「特別扱い」となる。利用する側が肩身の狭い思いをすることもあるのではないだろうか。

個人的には、制度なんて必要最小限でいい、と思う。産休、育休、時短制度くらいがあればそれで十分(もちろんこれらは希望すれば誰でも取得できることが前提)。制度の充実に力を入れるよりは、「ごく普通に定時で帰れる職場」「有給休暇を気兼ねなく取れる職場」に向けて努力した方が、制度そのものもシンプルになるし、職場全体の生産性向上に繋がるのではないかと思う。総務・人事担当者も管理しやすいし。
制度を利用しようとして、周囲から「ええっ、そんな制度あったの?」と驚かれることほど、利用者本人にとって不安かつ不本意なものはないだろうから。
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by miki_renge | 2007-04-20 12:50 | 女性と仕事
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