その転勤は必要か?

最近、私の周囲でよく聞くのが「転勤」。ブロガーさんでもいらっしゃるし、リアルの世界でもいる(そういう時期なのか?) 長女の小学校は転勤族の方も多く、気が付いたらお引越していたという方もいる(ちなみに長女のクラス、入学時は37名いたが、7名が引っ越した。もちろん理由は転勤だけではないが。今日もPTAの打ち合わせで学校に行ったら、同じクラスのママさんから転校の挨拶をいただいた)。

転勤。紛れもなく、その人の人生、そして家族にとっても一大事だ。転居を伴う場合、家族はついていくか単身赴任してもらうかという選択を迫られる。
やや古い資料で恐縮だが、労務行政研究所が2005年に行った「国内転勤に関する実態調査」によると、いわゆる大企業では95%以上が「現在、転勤者がいる」そうだ(元データがなく、「日本の人事部」様よりデータを確認させていただいた)。

さて、転勤の目的と言えば、「適材適所を進める」ことと「本人の視野・経験を拡げる」ことなどが挙げられるだろう。もちろん、それは否定することではない。
しかし、特に家庭持ちにとっては、転居を伴う転勤にはさまざまな犠牲もつきまとう。子供の教育、配偶者の仕事、その他人間関係。相手についていけば、積み上げてきたものは一旦チャラになる。それを嫌って単身赴任をする、という選択をすれば、家族が離れ離れになり、やはりさまざまな負担が伴う。

ワークライフバランスが言われている今、会社にも再確認したい。その転勤は必要か、と。
金銭面でもそれなりの手当を出さねばなるまい。それだけ払ってでもその人と会社の将来のために必要な転勤なのかと。本人や家族の健康状態(精神面も含め)もフォローしていく覚悟があるか、それだけの体制はできているか、と。
どうしても必要な転勤なら、それを本人そして家族にも納得できるように説明すべし。
また、「本人の経験を拡げる」という目的であれば特に、赴任期間の目安を伝えるべし。
少なくとも、会社への忠誠心を試すものとしての転勤(いかに犠牲を払えるかを問うもの)や、懲罰的な転勤などは、あってはならないと思う。

追伸:この記事を書くために検索していたら、平成10年版の厚生白書に出会った。そこには、
単身赴任を理由に転勤を拒否することについて、40歳代後半以降ではおおむね2割が「個人のわがまま」ととらえているが、20代、30代では「家庭生活優先のためにはやむを得ない」と考える者がおおむね5割を超えている。
とある。ここから約10年、時代は動いているだろうか。
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by miki_renge | 2007-10-11 14:14 | 雇用・人事
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