パワハラ上司

今日納期の仕事をやっとこさ終わらせて、さてスマスマでも観ながらお茶でも飲んで寝ようかな、今日は「どんないいこと」を5人で歌ってるな、他のアーティストとのコラボより、持ち歌を歌って欲しいな・・・などと考えながらパソコンをいじっていたら飛び込んできた、こんなニュース
製薬会社「日研化学」(現興和創薬、本社・東京)の男性社員(当時35歳)が自殺したのは上司の暴言が原因だとして、妻が国に労災認定を求めた訴訟で、東京地裁は15日、請求を認め、静岡労働基準監督署の労災不認定処分を取り消した。渡辺弘裁判長は「上司の言葉が過重なストレスとなってうつ病になり、自殺した」と判断した。原告代理人によると、パワーハラスメント(地位を利用した嫌がらせ)を原因とした自殺を労災と認めた司法判断は初めて。
パワハラでの自殺の労災認定が初めてというのも意外だったが、それよりも驚いたのはこの上司の言動だ。
「存在が目障りだ。居るだけでみんなが迷惑している。お願いだから消えてくれ」「仕事しないやつだと言い触らしたる」「給料泥棒」・・・言っている本人には、相手を傷つけているという自覚はなかったのだろうか。まぁ、状況まではうかがい知ることはできないが。

理想論といわれればそれまでだが、上司というのは部下を育てる役割があるはず。そしてどうしたら職場全体のモチベーションが上がるかを考えるべき立場にいる。なのに、大事な経営資源であるはずの「人」に、指導というよりは人格否定になるような言葉を投げかけて、その自殺した本人や職場の生産性が上がると思っていたのだろうか?
そして、人事担当部署は何をしていたのだろうか?この上司への指導は行ったのか。あるいは配置転換などの手段を講じる余地はなかったのだろうか。

自殺した本人にも原因があった、弱すぎたという推論もできるかも知れない。なぜ転職しなかったのか、という疑問もあるかも知れない。しかし、そこまで打ちのめされたら、次への希望なんてわいてこないだろう。転職先でも同じようなことを言われたら・・・と思えば、足もすくんでしまうだろう・・・あくまで推論だが。

「上司」と言われる立場にいる人に確認したい。自分が仮に意識しなくても、部下のモチベーションを下げるような対応をしていないかを。かつて自分も部下だった時代があったはず。その頃は、上司の評価は気になっていたでしょ?上司の発言力の大きさを感じていたでしょ?
もちろん、上司の側が萎縮しすぎてはいけないだろうけど・・・萎縮と気遣いは違うはず。

自殺された方のご冥福をお祈りいたします。
[PR]
by miki_renge | 2007-10-16 00:15 | 雇用・人事
<< 睡眠時間 秋の夜長は新入会員歓迎会 >>