月1万円の給与なんて

昨日、今日と、こんなセミナーを受講してきた。
内容は、端的に言えば、「障害がある人が生き生きと働ける場を作ろう。そしてもっと給与をもらえる仕組みを作ろう」というもの(と、私は受け取った。) ハードだったけれど、日程をやり繰りして参加してよかった、と満足できるものだった。よかった。

本セミナー参加に当たって、「福祉を変える経営 障害者の月給1万円からの脱出」という本を読んだ。あの「クロネコヤマト」の元社長、小倉昌男さんが書かれた本。そこには「いわゆる授産施設等が障害者に払う賃金は月1万円程度」と紹介されている。そして、「多くの障害者の人たちにとって作業所の仕事はお金を稼ぐためのものではない。昼間は親が面倒を見られないので、代わりに作業所に置いてもらって、わずかながらのお小遣いをもらう」と、その背景が説明されている。

私も、ハンディのある長女の関係でこういう現場をいくつか見てきたが、障害者は「働かせてもらっている」存在、だものね。家族だって、それまでの人生で散々頭を下げてきたから、いつの間にか「置いてもらえるだけありがたい」になっちゃうんだ。それは分かる。
でも・・・切ないよね。誰かが問題提起しなければ、この現状は何も変わるまい。
自分に何ができるか、あるいは何をすべきか、改めて考えてみようと思った。

ふと思い出したこと。
長女がかつて就学前に通園していた療育施設では、私は「不良母」だった。仕事をしていたため、なかなか平日の昼間に協力できないのである。しかし療育施設というところは、PTAなんぞよりよほど「母親のボランタリー精神」が要求される。「仕事をしている母親なんて、療育なんか受ける資格はない」と、母の会の幹部役員から怒鳴られたこともしばしば。私は、「そんな滅私奉公ではおかしい」と反論していたが、言われるままに泣きながら退園していった母子も・・・
まぁ、今思えば協力できなかったのは事実だし申し訳なかったとも思う。だからこそ、あと10年後、20年後くらいに、この施設に通っていた子供達(長女も含め)が生き生きと働けるような場が用意できれば、少しは罪滅ぼしもできるってもんだ。

※追記 20/1/18
大阪会場ではchisakoさんが参加されたそうです→記事はこちら
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by miki_renge | 2007-11-09 22:58 | 仕事場にて

高校生と小学生の娘を育てながら働く主婦。中小企業診断士・社会保険労務士。静岡出身、東京在住。SMAPとKAT-TUNを応援中。


by miki_renge

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