どうすれば漁業は守れるか?

J-NET21の「中小企業診断士の広場」の「メディアを診る」のページに執筆させていただいた。9月の「辞めない理由」に引き続き、今回は「漁師志願!」という、いわゆる青春小説。

お調子者でダラダラとバイト生活を送っていた智志、寿司職人見習いをしていた真面目な真二。東京の青年2人が「漁師募集、経験不問」という求人広告に応募するところから始まるこの物語。都会と全く違う自然の中での生活、過酷な仕事に耐えつつ、親方の指導の下に一人前の漁師に成長していく(であろうことを予想させる)というお話である。エキサイティングなストーリー展開というわけでもないが、読み終わると心がポカポカするように思えた。

さて、漁師という仕事。この小説に書かれている以上に過酷ではあると思う。高齢化、国際化、海の環境変化。特に、マグロに関しては日本は外国に包囲されている。いずれ魚が食べられなくなってしまうのでは・・・と不安になってしまう。
ふと、小学生時代、「採る漁業から育てる漁業へ」「水産加工品の開発・販路拡大」「消費者ニーズへの対応」などの必要性について教えられたことを思い出した(←一応、漁業のまち出身なので)。今、検索してみたら昔と同じく、「これらについて一層の努力が必要」とコメントしてある記事の多いこと。「持続可能な社会」の実現のためには、その重要性が増しているのだろう。

本書でも、親方が借金をして養魚に踏み切ったという設定になっている。そしてその意気に惚れ込んだ?2人が「食べる人に美味しいと言ってもらえるような魚を作りたい」と語っている。こういう漁師さんはきっと全国にたくさんいるはずだ。
彼らをもっともっと応援できるような仕組みができて欲しいと思う。思うが、それはどのような手段であれば良いのか。農業だって中核的農家の育成を主張する自民党と、それに限界を唱える(=バラマキ?)の民主党案では正反対。漁業の場合、どちらが妥当か・・・資源の減少、魚価の低下、輸入増、燃料油高騰という環境下で、どのような対策がもっとも有効か、しっかり考えてみたいと思う。

(追伸)ちょっと宣伝。
12月1日に、こちらでお話しする機会をいただきました。まだまだ「執筆でチャンスを掴んで生かしている」とは言えませんが・・・(汗)。もっとも、他の方のお話はきっと面白いです。人脈も広がりますので、ご興味のある方、ぜひどうぞ。
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by miki_renge | 2007-11-18 07:35 | 社会・経済一般
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