「役割給」と「経験年数」の重視

昨日は仕事で銀座にて打ち合わせ。11時ちょっと前、中小企業診断協会本部の入っているビル、掲示板に向かって携帯電話をかざしている人がいた。掲示の内容を見て納得。診断士試験の合格発表だったんだね。きっと写真に自分の番号を収めていたのだろう。どこの誰かも分からないけれど、おめでとうございます。

さて、先月の支部の研究会のお話を書き留めておきたい。
日本の賃金システム研究の第一人者である、楠田丘先生のビデオを観ながら討議。年功的な運用に陥りがちな従来の職能資格制度を改め、年齢に加えてスキル・役割を十分に加味した賃金体系にすべき、というのが先生の主張である。そして年齢給は40歳位まででよい、あとは徐々に役割給の割合を増やせ、と。60歳以上は100%役割給にすれば、定年延長という動きにも十分対応できると。
役割給の前提にあるのは、目標管理、目標面接の徹底である。自分に与えられた役割が明確であってこそ、仕事に取り組めるのだ。

そして先生は、勤続年数より経験年数を重視すべき、とおっしゃる。これはその通りだ。転職すると新入社員並に給与が下がることもあるが、これではモチベーションも上がるまい。そもそも「一箇所で長い間働いている」ことがいいこと、とは限らない。成果が上がらなければ、単に「しがみついている」だけだと評価されるだろう。

ただ、このような価値観を変えていくには時間がかかることも事実だ。だいたい政府の労働関係の統計だって「勤続年数」のデータはあっても「経験年数」のデータはない(先生は「これがおかしい」と指摘している)一方で、「経験」というのも曖昧な指標ではある。正直なところ今の私に「解」はないが、願うのは、年齢、勤続年数関係なく活躍する人が増えてくれることだ。

似たような視点の記事を今週の「夢をカナエル」メルマガに掲載していただきました。祝・通算101号。
そして先日、こちらの「夢をカナエルマスターコース」のプレセミナーで、「執筆」についてお話する機会もいただきました。私の拙い話を聴いて下さった皆様、ありがとうございました。
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by miki_renge | 2007-12-08 07:25 | 雇用・人事
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