ワークライフバランス

月曜は支部の研究会に参加。
テーマは「人材のリテンション(引き留め)」と「ワークライフバランス」の二本立て。どちらも、うんうんと頷ける内容だった。

「ワークライフバランス」では、「企業の管理職の意識が最大の障害」であることが強調された。説明をされた先生が、「今でこそ、自分は孫もできて独立してこのようなことを言っているけれど、かつての自分なら、男性の部下が育児休業を申し出てきたとしても『どうして君が育児するの?』『周りに迷惑がかかるし、出世にも響くよ』と言っていたと思う」と話すのを聴き、ハッとした。きっと自分も、子供を持つことがなかったらそうだっただろうな、と。

先日、奥田英朗さんの「ガール」を読んだ。そのなかの一つに、「ワーキングマザー」という章があった。「子持ちということで気を遣われたくない」と頑張る女性が、仕事のできる独身女性にやっかみを抱きつつ、最後にはお互い分かり合う・・・というストーリー。最後の「立場は違っても、女同士は合わせ鏡だ。自分が彼女だったかも知れないし、彼女が自分だったかもしれない」という一節が心に響いた。
ワークライフバランスもまさにそういうこと。管理職世代の40~50代というのは、乳幼児も孫もいない、働き盛りであることが多い。そして業績をあげなければと必死になっている。自分の給与、家族の生活にそれが跳ね返ってくるのだから。

たぶん、私が上司で部下に産休・育休を申請されたら、その日は眠れないだろう。どうやってその人の穴埋めをするか、必死で考えるだろう・・・

ワークライフバランスは全ての人が豊かに生活を送るために考えなければいけないことなのだが、実際は子育て支援の一環のように言われることが多い。まぁ、考えるきっかけは何でもいいのだろう。お互いがほんの少しずつ歩み寄ることができれば。

一方、「人材のリテンション」については、イマドキの若者の行き過ぎた個人主義についても指摘があった。社会人としての基礎ができていない新入社員が多い、とも。
でも彼らを、企業が一から教育せよ、というのは酷な気もする。こういうの、企業の第一線で働く親が、その年頃を迎えた子供に教えてあげられたらいいよね。それも一つの「ワークライフバランス」のきっかけではないだろうか。家庭での会話も増えるし、親も子もお互い学びあえて、仕事にも好影響が及ぶのでは・・・
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by miki_renge | 2007-12-19 06:31 | 雇用・人事
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