後期高齢者と「扶養」という制度

悪名高き?後期高齢者医療制度。
私の勤務する社労士事務所でも、この制度の導入で余計な?仕事が増えている。

後期高齢者は75歳になったら自動的に加入。なので、「以前の保険証は使わないで下さい」程度のアナウンスでよいのだが、問題は
「75歳以上で健康保険に入っていた人の、75歳未満の配偶者」
である。
たどえば、74歳の奥さんがいたら、彼女は扶養から外れて(そもそも後期高齢者医療制度に「扶養」という概念はない)、自分でお金を払って国民健康保険に加入することになる。こういう人のピックアップというのは、意外と面倒なのだ。

まぁ、被扶養者だった人には、激変緩和措置がある。一方で国民健康保険だった人(主に自営業者、一人暮らしでそもそも扶養してくれる人がいない人など)は、確かに保険料が下がる人がいるのかも知れない。

そう、この扶養という制度も議論が多い。
今回も「74歳までは家族の扶養だったのに、75歳になった途端なぜ自分で保険料を納めるのか」という声が上がったようだが、その心情は理解できる。個人的には後期高齢者からこのように保険料をいただくのなら、その前にサラリーマンの配偶者の扶養制度にメスを入れるべきだったのではないかと思う。もちろん、政府の全ての無駄遣いをなくした上で、の話だが。
苦しい台所事情の医療保険制度、「若い世代の負担も限界、高齢者にも相応の負担を」という政府の説明も分からないではないが、長生きしてもこれはつらいよね・・・
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by miki_renge | 2008-06-09 06:52 | 年金・保険
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