一斉休漁

昨日、全国約20万隻の漁船が一斉に休漁した。
燃料費高騰による漁業の窮状を訴えるためだと言う。

新聞報道や、全漁連のサイトを覗いてみると、燃料費はこの5年間で約3倍になったそうだ。一方、そのコスト上昇分が価格に反映されるかというと、そうはいかない。水揚げされた魚はセリで取引されるからだ。食の多様化により日本人の魚の消費量が減っていることもあり、そう高値がつくことはない。かくして、「出漁すれば赤字」という構造が続いている。

一方で、「燃料費高騰で打撃を受けている産業は他にもある」という声もあろう。農業、運送業…すべて厳しい状況だ。燃料高騰に対して政府は必要な措置を講ずるべきという主張はその通りだと思うが、漁業だけ特別扱いしては反発もあろう。ここが難しいところだ。

ただ、このままでは美味しいお魚が食べられない。
廃業の危機に直面する漁師さんだって少なくないだろう。特に遠洋漁業は。
食料自給率の低下の中、それを見過ごしていいのだろうか?
廃業したら漁師さんはどうなるの?再就職?それは上手くいくの?
「リスクマネジメントができていない」と、漁師さんを責めることができる?

漁業、過酷な職業だ。命をかけて出漁する。獲れる保証はない海へ。
彼らをどうにか救う手立てはないだろうか…
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by miki_renge | 2008-07-16 06:52 | 社会・経済一般
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