「消えた年金」

今日から長女も本格的に夏休み。恐怖の?お弁当づくりも始まった。
私は社労士事務所出勤日。今日も算定の整理かな…

さて、先日も書いたが、社会保険の「算定」は、将来受け取る年金額とも関係するので、間違いがあってはならない作業。だからこそ、昨今の年金の問題は現場で必死に書類を作成している人間にとっては非常に腹立たしい(いや、一番怒っているのは受給権者や被保険者なのだが)。

そんなとき巡り合ったのは、「『消えた年金』を追って」という本。
ミスター年金と呼ばれる民主党の衆議院議員、長妻昭氏が書いている。

本書によって、社会保険庁の事務処理のデタラメぶりと当事者意識のなさが改めて分かる。50年前から年金記録の間違いが指摘されていたにも関わらず、放置されてきたこと。「年金を払うのはまだ先だから」と、年金保険料が官僚によって無駄遣いされてきたこと。
そして問題がこれだけ大きくなっても、今なお調査資料を出し渋る社会保険庁。年金データを管理する社会保険業務センターのみならず、社会保険庁にSEと呼べる人が一人もいないことも、本書を読んで初めて知った。

私は民主党の政策に賛成することはあまりないのだが(笑)、本書でも提唱されている「年金通帳」の発行はぜひ実現してほしいと思う。
最低でも25年の長期間払い続けなければならない保険料、「いつ、いくら保険料を払ったか」
を、誰もが容易に確認できる方法がなければおかしい。

もっと言えば、この「25年間保険料を払う」という受給要件も何とかならないかと思う。
厚生労働省のこちらのページによると、スウェーデンは3年(居住が条件)、ドイツは5年、アメリカは10年など。現実問題、領収書や給与明細なんて、なかなか保管しておけないだろう。

今後、「年金が消えない」ように、納得できる対策が打ち出されることを望む。それでなければ、いよいよ誰も年金なんて信じないし、保険料も払わなくなるだろう。

そういえば…まだ私には「ねんきん特別便」は届かないな。
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by miki_renge | 2008-07-22 06:54 | 年金・保険
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