「失格社員」

失格社員」という本を読んだ。著者は元銀行員の江上剛さん。サラリーマンが守るべき掟を「モーセの十戒」に擬えて、十の短編が収録されている。

どんな失格社員がいるのかというと…

土日出勤しない部下の人事考課を悪くする、ワーカホリック上司。
徹底的に二枚舌の上司。
職場の中で「王様ゲーム」を始めて、部下の競争心をあおる上司。
そんな上司の元、王様で居続けたい、奴隷になりたくないと、お客を騙す部下。
社員のセクハラを厳しく戒めたつもりが、自分がセクハラしてしまう人事担当者。
自分の出世のためにライバルを蹴落としたまではいいが(しかもえげつないやり方で)、上り詰めてから何をしていいか自分のビジョンが全くなかった元秘書、現銀行頭取。
等々。

ハッピーエンドらしい内容のものもあるのだが、基本的には救いのないラスト(笑)
でも、きっとどこかでしっぺ返しが来るんだろうなぁ、と信じたい。
それでないと、小説といえどもやり切れない。

「お客のために、家族のために、そして自分のために働け。決して会社のために働くな」と綴った江上氏。私は今は会社員ではないが、この言葉、肝に銘じておきたい。
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by miki_renge | 2008-10-30 15:07 | 雇用・人事
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