2011年 06月 30日 ( 1 )

「我が社の場合」拝読

診断士の大先輩であるoratakiさんが、共著で「我が社の場合100の企業に100の課題。その答えも各社各様」という本を出版されたとのこと、遅ればせながら拝読。

本書は、企業が抱える共通の経営課題をケーススタディとして提示し、それにコンサルタントが答えていく、という構成になっている。このケースが、「あるある!」と頷いてしまうものばかり。
たとえば、「外部環境の変化によって本業がジリ貧になっている企業が生き残るために、新規事業に進出するのは是か非か」とか、「個人に蓄積されたノウハウが組織に還元されず、成長の足かせになっているけれど、どうしたらいいか」とか。

読み進めながら、「自分ならどう助言するか」を考えてみる。もちろん、そこに唯一無二の正解があるわけではない。が、執筆されたコンサルタントの方が、そのケースに対してどのようなヒントを与えるか確認できるのは、勉強になる。
最終章では今回の震災のようなリスクについても触れられている。災害時の事業継続に当たっての基本方針が、本書によってイメージできる。特に、災害対策とセキュリティのあり方、これまで分かったようで分かっていなかったかも…情報も資産であり、平時に情報の価値や脆弱性を評価しておくべき、という主張に納得。

本書の切り口は「IT」であるが、むしろITに詳しくない私のような人間にお勧めしたい一冊である。
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by miki_renge | 2011-06-30 05:29 | 情報・IT