カテゴリ:家族・育児( 67 )

食べられる科学実験

7月、子どもたちは夏休み。
お弁当作りや居場所管理などで、自分の生産性は3割ほどダウンしているような気がする。
もっとも、子どもたちもだいぶ大きくなって、自分でできることはやれるようになったが。

今回は、そんなときにこそ、お供にしたい本を紹介。
診断士仲間で、今は筑波大学で働く尾嶋好美さんが、新刊『「食べられる」科学実験セレクション』を上梓した。

尾嶋さんと言えば、2008年にも「家族で楽しむおもしろ科学実験」を出版しているが、今回はそれをさらにパワーアップさせた内容である。

本書では、その名の通り、身近な食材を使った実験が豊富に紹介されており、夏休みの自由研究にもピッタリなのだが、実験目的でなくても、読み物としても面白い。
おいしく(かつ安全な)おにぎりの作り方とか、枝豆のゆで方とか、実用にも役立つ。
「2日目のカレーはなぜおいしい」なんていうコラムなどもあり。

でも、一番共感したのは、「あとがき」である。
学校で行う実験は、結果がわかっているものであることが多いけれど、社会に出たらやり方すらわからなくても自分で考えなければならない。しかし試行錯誤する学習は学校教育ではほとんどないーまったくその通りである。

身近なテーマで試行錯誤する。その経験をどれだけ積み重ねられるか。
そしてそこから、何を得るか。
診断士だって同じ。日々仮説を立てて、それを検証することの繰り返しだ。そこで挫けそうになることも多々あるけれど、しっかり試行錯誤したいと思う。

それにしても、尾嶋さんはすごい。自分のできること、やりたいことを地道に、コツコツと続けている。私もこうありたい。

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by miki_renge | 2017-07-28 09:08 | 家族・育児

PTAで某部の部長を経験して

次女の小学校のPTAで、某部の部長をお引受けしたのが1年前。
やっと、やっと、任期を終えた(若干の引継事項を残して)

この部は長女のときから通算して3回目だったため、流れは分かっていたが、やはり部長ともなると、活動にある程度時間を割く必要があり、仕事とのやり繰り、そして睡眠時間の確保(苦笑)に苦労した。

特に苦労したのは以下の3つ。

【その1】
部員のモチベーションやスキルが分からないままに、役割分担をして、活動を開始しなければならなかったこと。「PTAをやるならこの部」と決めていた人もいれば、ジャンケンで負けて仕方なくクラスから選出された人もいる(ようだ)。また、後になって、数人の部員がとんでもなく高いスキルの持ち主だったことが判明したりもした。まさに、「それさぁ、早く言ってよぉ~」@松重豊さんという気持ちだ。
意欲や能力、制約条件が分からずに配置することは、企業社会ではあり得ない。まさに博打だ。それを言ったら、部員の皆さんも、「コイツに部長が務まるのか?」と思っていたかも知れないが。

【その2】
その1とも関係するが、部員同士の意見の調整、あるいは学校・PTA本部と部員との調整には苦労した。
基本的に部員は皆真面目で、「どうせやるなら頑張りたい」という完璧志向の人が多かった。それは好ましい反面、どこかでストップをかけないと、際限がなくなり、誰かが疲弊することになる。そのストップをかけるタイミングをどこに置くか、頭を悩ませた。
同様に、学校やPTA本部の意向にどこまで沿うか。いや、沿わざるを得ないのだが、それを部員に理解してもらうこと、どうしてもそれが無理だと思ったら学校と交渉…落としどころの判断も部長にしかできない仕事だった。

【その3】
「原則として部長が参加」となっている会議・研修の日程確保及びその資料作成時間確保。よく、「部長なら自分の裁量でスケジュールが組める」という話は聞くが、現実はそれほど甘くはなかった。結局はPTA本部や学校、さらにその上のPTA連合会の都合に合わせる必要がある。一部長の立場では無理。結果、だいぶ周囲に助けてもらった。

他にもいろいろ思うところはあり、Facebookには、ときに真夜中に泣き言をこぼしたが、終わってみると…
学校への理解も深まったし、仲間もできたし、いい経験だったよね!
というのが、今の本当に正直な気持ち…実に単細胞だけど(笑)

部員の皆さんの「なんだかんだ言って楽しかったよね」「働いている頃の気持ちを思い出したよ」の声、そして「部長、お疲れ様」と労ってくれたりして、もう今までの苦労はすべてチャラ!になってしまった。
部のみんな、めいっぱい愛してる(笑) 
「これが終わったら再就職活動する!」と宣言していた人も何人か。大丈夫、できるよ!

もっとも、ここで「楽しかったね!」で終わったら、いつまでたっても改善につながらないことも痛感している。
そこで、数日(数夜)かけて引継書を作った。業務の見える化、これ大事。定型化できるところはして、でも創意工夫の余地はしっかり残すと、無理なく楽しく活動できるんだろうなぁ。

もっとも、ここに書いたのは、私が所属していた部のことだけ。
PTA本部に近い立場で活動を俯瞰すると、別の改善点も見えてきたのだが、これについては機会があったら。
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by miki_renge | 2017-04-30 23:39 | 家族・育児

難聴児、英検を受ける

毎日暑いですねぇ。既に暑さでやられてますわ…

さて、難聴の中3長女、このたびめでたく、英語検定準2級に合格しました!
このブログには「難聴 中学生」で検索してくださる方もお越しいただいているので、情報共有を。

英検には、「障がい者に関する特別措置要項」というものがある。
何らかの特別措置を受けたい場合は、受験申込時に「特別措置申請書」を提出する。
難聴の場合、手帳があれば、一次試験はヒアリングをテロップで出してくれたり、強音放送をしてくれたり。手帳がない場合でも、ヒアリングの際の座席配置に配慮を受けられる。

受験票とともに送られてきたのが、このお手紙。
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当日会場に行ったら、長女の机の上にはこんな紙があったとのこと。
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一次は無事に受かり、さて二次試験。
最大の難関、「面接試験」である。
二次試験の受験票とともに送られてきたのは、配慮の内容の書いたお手紙、そこには「大声面接」とあった(このお手紙、受付で提出を求められたので手元にはない)
…手帳があれば筆談面接も受けられたんだけどねー。長女は、「何が大声だったのか分からない…」と言っていた。難聴者の正直な感想だよね。

そうそう、二次試験でこういう特別措置を受ける場合、面接は一番初めに回ってくるらしい。
「指定時間に絶対に遅れないこと。遅れた場合、特別措置は受けられません」と書いてあった…いや、特別措置でなくても、時間に遅れちゃダメでしょ。

ま、受かったから何でも言える(笑)中1のときから、NHKの基礎英語だけは毎日欠かさず聞いていたのが役に立ったのだと思う。良かった良かった。
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by miki_renge | 2014-07-17 12:50 | 家族・育児

続)元超未熟児・長女の歯列矯正

こちらの記事の続き。

歯列矯正で何がつらいって、まずお金がかかることだ。

ここまでに払ってきたお金。
精密検査料5万円。
診断料30万円。
装置料80万円。
月1回の調整料が3~6千円。
そうそう、歯を抜いたから、そのお代も。7千円×2本。

我が家の場合、痛かったのは、ずっと通っていた大学病院にも既に30万円を払っていたことだ。
でも、大学病院までの通院交通費、私が付添うことによる私自身の機会損失を考えると、この判断でよかったはず(と、自分に言い聞かせている)
やっぱり病院は近いこと、通いやすいことが一番だよね。

もう一つ「つらい」のは、言うまでもなく、本人の感じるわずらわしさ(だと思う)。
先日も書いたように、長女は「インビザライン」という透明な装置で矯正している。
これは取り外しがOKなのがメリットなのだが、裏を返せば取り外しが面倒というデメリットもある。
つけたまま食事はNGと言われているので(やればできないことはないだろうけど)、給食を含む食事の前は必ず取り外す。だから常に、その矯正装置を入れるケースを持ち歩いている。

インビザラインは目立たないのもいいんだけど、それでも使っていると、どんどん汚れてくる。白っぽくなってくるのだ。歯医者さんには「1日に1回、歯ブラシで汚れを落としてください」と言われたが、交換時期直前になると、朝晩丁寧にこすらないと、汚れが落ちない。これは面倒だなぁと思う。

長女のインビザラインは、今、やっと1/4が終わったところ。まだまだ先は長いのだ…
でも、きれいな歯並びは一生の宝物のはず。今だけ我慢するんだよ~

<再びお仕事の宣伝>
東京都労働相談情報センター八王子事務所様の研修会で、お話させていただきます。7月2日(水)13:30~です。
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by miki_renge | 2014-06-05 17:19 | 家族・育児

元超未熟児・長女の歯列矯正

あっという間に季節の変わり目。
ブログもSNSも、時間のあるときでないとできないなぁとしみじみ。
Twitterでは時々、くだらないつぶやきをしておりますが^^;

さて、今日は久々に、1日在宅で1人企画会議やら事務仕事やら。
その合間に久々のブログ更新。
本日のお題は、中3長女の歯列矯正。去年の秋から、本格的に始めましたよー。

超未熟児で生まれ、顎が小さくて歯並びは滅茶苦茶だった長女。矯正の可能性を見越して、1歳過ぎから大学病院に通って経過観察していた。
中2夏休み、「冬休みまでに矯正器具を入れますかね?」という話になって、改めていろいろ考えた。
大学病院は、今通っている中学の目の前のバス停から1本(所要時間25分)で通いやすいが、やはり通院時間に制限がある。放課後、部活もあるし、週1回難聴学級にも通うし、結構な負担じゃないか、と。

これだけ歯医者さんが街にあふれる時代だもの、近所に矯正歯科ってあるんじゃない?と思い立ち、いろいろ調べてみる。と、徒歩5分の近所にあった。「矯正歯科学会の認定医・指導医」さんがいる矯正専門歯科が!

去年の10月半ばに初めて行ってみたら、信頼できそうな先生。
大学病院に紹介状を書いてもらい、こちらにお願いすることにした。

矯正に当たっては、まず抜歯。年末に、上の歯(第1小臼歯)を左右とも抜いた。
2週連続で抜歯になったため、長女、涙目^^; 痛み止めのお世話になった。

一方で矯正器具の選択とフィッティング。
長女は通常のワイヤーを使わず、インビザラインという透明なプレートを入れて矯正することにした。
これは取り外しが可能なので、虫歯のリスクが少ない。
長女の場合、53個のプレートを作った。このプレートを2週間に1回交換することで、少しずつ理想の歯並びに近づけていくそうだ。当然だが、プレートを交換してしばらくは痛いらしい。初めのうちは、朝、プレートが歯にはまらなくて、学校に遅刻しそうになったことも。

通院は4週間に1回。
この歯医者さんは、月に数回、土日も開いているのがありがたい。もっとも自宅から近いので、部活のあとの通院でも時間的には十分間に合う。

矯正を始めて半年弱。長女によると、やはり噛み合わせが変わってきたそうだ。

お値段のことや、インビザラインの長所やマイナートラブルについては、また後日。
そろそろ仕事に戻ります。「限界なんてきっとそんなモノない~♪」(「West side!!」より)

<お仕事の宣伝>
縁あって、「企業実務」6月号に、「ダイバーシティマネジメント」について執筆させていただきました。書店に置いていない雑誌ですが、機会がありましたらお手に取ってご覧ください。丁寧にフォローくださった担当者様に感謝。
併せて、拙著『「コマギレ勤務」が社会を変える―多様な働き方を目指して』もよろしくご贔屓に。
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by miki_renge | 2014-05-28 09:48 | 家族・育児

PTAの係決めにて

Twitterでフォローいただいている方には重複する内容で失礼(ネタ切れではないです^^)

昨日、診断士関係のとある会合に参加していた途中、見知らぬ番号から着信。
仕事の問合せかも知れないと思いかけ直してみると、次女の小学校の、昨年度の学級委員さんからだった。
曰く、「今、今年度のPTAの委員、係決めの調整をしているところなのですが、miki_rengeさん(本名)の希望された担当に立候補が殺到しています。他に回ることは可能ですか?」とのこと。

うちの小学校のPTAでは「1年間で1人1役」を原則として、年度末に委員・係の希望を取っている。持ち上がる学年(1・3・5年)は原則として年度末の保護者会で決めるのだが、クラス替えのある学年は初めの保護者会に向けて調整をすることになっている。
もっとも、長女のときは調整が利かなくて、保護者会での決定に時間がかかる年もあったような記憶がある。

で、私が希望した係(第3希望まで記入可能)は、すべて土曜の活動で日程がほぼ決まっている。
一方、不人気の係の活動日は、「●月頃の平日」としか記載がないのだ。
これでは立候補しづらいだろう。
やっぱり働いている人が多いのかな。春休みに、「学童・児童館常用利用はクラスで3人」と次女がぼやいていたから、有職主婦さんは少ないのかと思っていた。

その場では返事ができず(どんな係があったかすぐには思い出せないし)、帰宅してからもう一度お電話でお話しし、何とか土曜の係で決まりそうで、とりあえずホッとした。が、もしかしたら他の誰かが苦労しているかも知れないなぁと思うと、申し訳なく、後味が悪い。
そしてこの調整を引き受けてくださっている昨年度の学級委員さんの労力を想像すると、恐縮してしまう。

平日中心の活動は、時代に合わなくなってきているんだよね。
一方で「働いていても土日は休み」という人ばかりではないだろうし(私だ^^;)
働いていなくても、介護や闘病など、ご自身の事情だって当然あるよね。
「できる人ができるときに」になればいいんだろうけど、公平性の観点から言えば、実際は難しい。誰かに多大な負担にかけているんだろうなぁと、足を引っ張る自分に嫌悪感。
反面、PTAに限らず、あれやこれやと子どもの用事があり、思うように仕事ができないもう一人の自分にも嫌悪感。
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by miki_renge | 2014-04-09 09:52 | 家族・育児

「難聴児親の会」の会合にて

先日、仕事の合間を縫って、難聴児の親の会の会合に出かけてきた。
2時間半ほど、難聴児を持つ親ならではの四方山話に参加した。
幼児~小学生、中学生~社会人の親御さん、ちょうど半々くらいだったかな。
難聴のレベルは人それぞれ。

まず出てきたのは、手帳をもらえないレベル(軽度~中等度)の難聴児に対する支援。これはすでにあらゆる場面で言い尽くされているが、「マジで補聴器は全額自費購入なの!?」という驚きと失望感。
行政も少しずつ動き出しているが、所得制限もあるし、手続きもラクではない。

その関連で、大きな病院の場合、その病院のドクターに、補聴器のメーカーを指定されることが多いという。つまり選択肢がないわけである。
他のものも試してみたいと申し出ると、転院を勧められることもあるらしい。
いやぁ、信じられない。長女の通う病院はそういうことは一切ない。「必要なら紹介しますが、いろいろ試してみるといいですよ」と言われたのみ。実は恵まれていたんだなぁ。

要約筆記もテーマにあがった。情報保障という意味ではとてもありがたい要約筆記。しかし要約筆記をしてくださる方はボランティアがほとんどのため、なかなか続かないし、質にも影響してくるという。
このあたりにお金が使われると良いのだけど…

お子さんがすでに社会人の親御さんから言われたのは、「とにかく声をあげていくこと」。
困り感をどんどん伝えていかなければ行政を含めて周囲は動かない。見えない障害なら尚更。
ちょうど佐村河内さんの一件があったけれど、軽度~中等度でも困っていたり、誤解されたりするケースがあるのは紛れもない事実。
もっともっと勉強しないといけないなぁ。
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by miki_renge | 2014-03-15 17:41 | 家族・育児

発達外来、卒業

先日は長女の、最後の発達外来だった。

発達外来。この言葉を聞いたことがない人もいると思う。
文字通り、発達に気がかりがある子が受診する外来。
600グラムで生まれた長女は、ずっと生まれた病院のこの外来にお世話になっている。

NICU退院後は、月1回。
2歳くらいから、3か月に1回。
4~6歳は、半年~1年に1回。
その後、小3と中2で、必ず受診することになっている。
(注:長女の病院の場合)

今回は、計測、血液検査、尿検査、発達検査。
長女が発達検査中、母はドクターと面談。

面談では、近頃の心配事について何でも相談できる。
体力のこと、勉強のこと、学校生活のこと…
こういう場があるのは本当にありがたい。

長女のように、とても小さく生まれたお子さんでは、やはりこの年齢になっても発達に心配を抱えているケースが少なくないそうだ。
しかし、ものすごく深刻になってしまうことは少ないとのこと。
ドクター曰く、「未熟児を生んだお母さんは、子どもの様子をよく観察して、何とかしなきゃ!と早め早めに動くし、真剣に子どもと向き合ってくださるから、どうにか対処できるんですよ」と言われ、なるほどそんな見方ができるのか、と納得した。
育児放棄や虐待などの酷いケースも見ている、発達専門医ならではの感想なのだろう。

ともあれ、発達外来にいったん区切りがついて、ホッとした。
長かったなぁ…
でも、これからもこの病院にはお世話になるだろう^^;

帰りに、先生から卒業のお祝いのクリアファイルとジュースをいただいて、ずっと面倒を見ていただいた心理の先生とがっちり握手して、やはりホッとしたような長女。
ここまで、よく頑張ったね!
…でも、夏休みの宿題はまだあるからね!
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by miki_renge | 2013-08-21 10:24 | 家族・育児

「ちいさなちいさなわが子を看取る」

盟友(とこちらで勝手に思っている)みやこちゃんのブログで紹介されていた、「ちいさなちいさなわが子を看取る NICU「命のベッド」の現場から」を読んだ。
タイトル通り、「赤ちゃんの看取り」という、何とも重いテーマの本である。

かなえちゃんは33週で生まれた早産児、そして13もの疾患を抱えていた。
家族は、治療法がないことを告げられる。
次第に、医療スタッフも家族も、どのように看取るかを考えざるを得なくなっていく。
この本では、その過程の想像を絶するような葛藤を、TBSの報道担当者がリポートしている。

やるせないと思ったのは、著者が、「NICUのベッド不足について、長期入院の立場で何を感じているか」を、当事者であるかなえちゃんのご家族に取材しようと試みたこと。
言うまでもなく、NICU不足は慢性化している。ベッド数も、スタッフも。
その原因の一つに「助かる見込みのない子どもの長期入院」があるとされている。

著者はこれについて自ら「なんと残酷な取材依頼だろう」と語っているし、私も、長女がNICUに入院中にこんなふうに訊ねられたら卒倒していたと思う。
しかし、限られた資源をどのように配分するか、冷静に判断しなければならない場面もあるのかなぁとも考える。
それが、今話題になっている「出生前診断」にも繋がるのだろうか。

似たような趣旨の本として「救児の人々」もあったけど、そちらより読後感がすっきりしたのは、かなえちゃんの安らかな旅立ちがあったからかな。

でも、ご両親がかなえちゃんとの199日を振り返ったら、また違う思いがあるんだろうな。「NICU命のものがたり」のように、ね。どちらの本にも「命のリレー」という言葉が使われていたけれど、「NICU命のものがたり」の方が、本書より温かく伝わってきたなぁ。たぶんそれは、我が家もかつて当事者だったからなのだろう。ただ、この著者さんが、「報道する立場のあり方と当事者との溝」を自覚して、土足で踏み込んできていないところは、好感が持てた。
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by miki_renge | 2013-07-18 17:02 | 家族・育児

長女の発音改善大作戦!

このブログでも時折書いているように、難聴の長女は当然のことながら(?)発声・発音も今一つ。
小学校時代に難聴学級で「サ行」と「タ行」についてだけは訓練してもらったが、それでも彼女が何を言っているかさっぱり分からないこともたびたび。
ついでに言えば恐ろしく早口で、しかも吃音もある。

中学の難聴学級で相談したところ、「一度、言語聴覚士さんに診てもらっては?」とアドバイスをされ、先日、学校公開の振替休日を利用して、某大学病院の耳鼻科に行ってきた。
(実はこのアドバイスをいただいたのは今年2月。春休みに受診したかったが、予約が取れなかったのだ。聞けば、中学生に対応している病院は、東京広しと言えどもほとんどないそうだ)

長女の相手をしてくれたのは、優しそうな女の先生(あとでネット検索したら、著名な先生だった)
与えられた文章を読んだり、世間話をしたり。終始、長女をリラックスさせてくれた。

で、先生の長女に対する評価。
一つは側音化構音障害。イ段の発音が歪んでしまうとのこと。原因は正しい発音を知らないことから来るもの、すなわち難聴によるものと思われるそうだ。
…確かに、「やすだしょうた」は発音できても、「にしきどりょう」は著しく聞き取りづらかった(苦笑)

もう一つ、吃音は、一般的な吃音とは違うようだと言う。協応動作が苦手な子に多い、「頭の回転に口の動きが追いついていかない」タイプらしい。だから早口になって、ついでにどもる。これは運動障害に分類されるもので、未熟児で目立つとのこと。

いずれにしても、身近な人間が正しい発音、聞き取りやすいスピードを指導していくことが大事と言う。指導時間は区切って、その時間以外は絶対にダメ出しはしないということも助言いただいた。

この言語の先生、すごいなぁ。1時間少々話しただけで、長女の話し方の特徴を捉えて、その原因まで分析してくれるんだもの。これなら半年近く待つのも分かるなぁ。
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by miki_renge | 2013-07-10 10:07 | 家族・育児