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カテゴリ:年金・保険( 38 )

生活保護の不正受給に関して

ネタはたくさんあるのに、記事を書く時間がない…(泣)

で、やや古いネタ。
お笑い芸人の河本準一さんのお母さんの、生活保護受給の件。
「もらえるものはもらっておけ」という発想があったのかなかったのかは不明だが、さんざん叩かれたのは事実、のようだ。

私は報道以上のことは知らないけれど、一番に思ったのは、
「世の中、そんなに河本さんを批判できる人が多いのか?」ということ。

職業柄、不正受給の場面にはよく出くわす。
自己都合退職して、しばらく働くつもりもないのに、雇用保険だけ受給するケース。
育児休業取得後、復帰するつもりもないのに、とりあえず育児休業給付金だけ受給するケース(そしてそれを当たり前のように手続する企業も)。
傷病手当金でも似たようなことはときどきある。あまり詳しくは書けないけど。

話を聞くと、これらは明らかに不正ではあるのに、罪悪感のない人が多い。
「だって、今までさんざん保険料を取られてきたんだよ、モトを取らなきゃ」という声もある。

河本さんの生活保護問題とは、額も期間も違うかもしれない。
けれど、金額が少なければいいのか?短期間ならいいのか?
その線引きって、どこにあるんだ?

別に河本さんを擁護したいわけではないが、何となくモヤモヤしている。

もっと取り締まればいい、審査を厳しくすればいいという声もある。
ただし、それには公務員を増やす必要がある(かも知れない、今の体制で生産性を上げればいいという意見もあろうが)。そしてその原資は税金だ。
結局は、個人のモラルの問題なのだろうか…
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by miki_renge | 2012-07-06 22:47 | 年金・保険

震災関連の施策・通達紹介

地震以来、いくつか仕事が吹っ飛び、何だか気合が入らない。
本当はまだまだやるべき仕事が残っているのだけど、家族も全員在宅だし、長女も次女もときどき「怖い」とつぶやくし、少なくともお休み中は仕事も休もうかな、なんていう気分。
むしろこの機会に、これから日本はどうなるのか、中小企業支援はどうあるべきか、そして私にできることは…など、じっくり考えたいと思う。

さて、震災関係でお客様から問い合わせがあった相談からいくつか。

1.地震と労災
 本来、天災地変による業務遂行中に被災した場合は、業務により負傷したものではないと考えらる。従って労災の適用は受けられない。しかし、これは絶対的なルールではない。「事業場の立地条件や作業条件・作業環境などにより、天災地変に際して災害を被りやすい業務の事情があるときは、業務災害と認定する」という通達が厚生労働省から出されている。要はケースバイケースということ。
 参考:東北地方太平洋沖地震に伴う労災保険給付の請求に係る事務処理について
    兵庫県南部地震における業務上外の考え方について

2.計画停電と休業手当
 計画停電中に事業所をクローズにする場合は、「使用者の責めに帰すべき事由による休業には該当しない」、すなわち休業手当(平均賃金の100分の60)は支払う必要なし。一方、停電の休業と合わせて、停電以外の部分も休ませる場合は、やはりケースバイケース。
 参考:計画停電が実施される場合の労働基準法第26条の取扱いについて

3.雇用保険の特例
 災害によって事業所が休止・廃止したために、休業を余儀なくされ、賃金を受けることができない状態にある雇用者は、実際に離職していなくても失業給付を受けることができる。
 参考:災害時における雇用保険の特例措置について

その他、中小企業対策についてはこちらのサイトにまとめられている。

来週は落ち着くかな…落ち着いてくれますよう。

<3/21追記>厚生労働省のQ&Aはこちら
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by miki_renge | 2011-03-20 14:46 | 年金・保険

年金制度改革の難しさ

衆議院予算委員会で「7万円の最低保障年金の財源をどうするか云々…」の議論が交わされている折、「大貧困社会」という本を読んだ。
セーフティネットをどう整備していくかを詳しく論じたもので、読み応えがあった。特に年金制度については、自分の知識の浅薄さを思い知らされた。

たとえば、戦後の厚生年金制度がスタートしたときの保険料は3%だったこと。
しかし「積立方式」を維持するためには、本来なら15%の保険料を徴収すべきだったこと。
「積立方式」で始まったはずが、いつのまにか「賦課方式」(若い世代からの先送り方式)になっていたこと。
世代別に支払った保険料にふさわしい給付を調整するには、今の高齢者の年金を少なくとも3~4割カットしなければならないこと。

特に高度経済成長期の「高福祉・低負担」のツケを我々現役世代が払っているのだなぁと思うと、暗澹たる気持ちになった。

筆者は、「原則すべての国民を対象にに所得比例で保険料を徴収し、現役時代の平均所得と加入期間に応じて年金給付を行う」新型厚生年金の導入を基本にすえつつ、これが一定以下の高齢者については、全額税方式の最低保障年金を保障する案を提示している。私もこれに賛成だ。今の制度(特に基礎年金=国民年金)の不公平感を解消できそうだからである。

ただ、年金で見逃せないのは「経過措置」である。
これがあるから、年金は複雑怪奇なものになってしまっているのだ。実際、現に年金をもらっている人、間もなく年金をもらう人への「激変緩和措置」を考えていると、ズルズルと行ってしまうんだろうな。

もう一つ重要なのは、「自営業者の所得の捕捉」である。これは「医療保険一元化」の項にも触れられており、絶対条件と思う。しかしこの辺り、現実的にどこまで踏み込めるのかなぁ…

年金はどうしても「世代間の対立」を招きがち。
しかし筆者が主張するように、「すべての世代、国民が少しずつ我慢をしないと」いけない。そして「その利害調整をするのが政治家の役割」なんだよね。今の政治に、そこまで期待できるのか…いや、これはとてつもなく長い目で見ないと評価できないからこそ、難しい。
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by miki_renge | 2011-02-11 07:08 | 年金・保険

「ねんきん定期便」がやってきた

先日、我が家にも「ねんきん定期便」が届いた。
封を開けてみると、とりあえず「これまでの納付実績から予測した、将来受け取れる年金額」が記されている。
うわぁ、少ない…出産までは共済組合だったが今は国民年金第一号被保険者。これから60歳まで保険料を納めても、月8万円。これじゃ、やっぱり一生働くしかないよね。ええ、もちろん働きますとも。

私の場合、「ねんきん定期便」に訂正事項はなかったので、とりあえず年金手帳に今回の通知は挟んでおこうと思うのだが…ところでこういう制度を始めたことで、「年金手帳」がホントに必要なんだろうか?と疑問を感じてしまう。
自分の職歴や納付記録を記しておけば役立つんだろうけど、今は実質的に年金番号を確認するだけのものに成り下がっている?んだよね。もったいないなぁ。

さて、開業社労士雑誌「SR」の特集は、「年金実務」(開業社労士でないけれど、結構面白いので第1号から定期購読している)。年金を専門にやっている先生方も、この制度の複雑さから、常に勉強を怠っていないんだなぁと実感。
私は今のところ年金相談を専門にやるつもりはないけれど、やはり「年金相談は個人情報を扱うもの」「専門用語は極力使わないこと」「上から目線にならないこと」という相談の基本は忘れないようにしたいと思った。

本日はこれから仕事で1日お出かけ。寒そうだなぁ。
やはり、頭の中で「きっと大丈夫」をリピートしながら出かけよう(←しつこい)
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by miki_renge | 2009-11-14 08:24 | 年金・保険

労災事故を防ぐために

先日、自分の所属とは別の支会の工場見学会で、こちらにお邪魔してきた。
知っている先生がほとんどいなかったので緊張したが、温かく受け入れてくれたことを感謝。

こちらの組織は、名前の通り、労働者が安全に働けるような研究をするところ。
私も社労士事務所で、建設業や製造業の労災の手続き書類にたまーに遭遇するが、何がどう問題になってその災害が起こったのかよく理解できないでいた(もっとも、幸いなことに大事故にはお目にかかっていないが)。専門職としてこれじゃまずいよね、という漠然とした危機感があり、お邪魔した次第。

見学会の内容は詳しくは書けないが、「どこまでやったら災害の危険が高まるか」ということを、しっかり意識する必要性だけは良く分かった。単純に言えば、「地面を掘るとき、どの位置にいれば自分は安全か」とか、「機械を操作するとき、どの速さまでなら周囲に危害を及ぼさないか」とか。
ただ、これらへの配慮はもちろん必要だが、必要以上に用心しては生産性が低下してしまう。どのレベルであれば安全性と効率性が両立できるか、その線引きを考えないといけないんだよね。

社労士試験の受験勉強で大嫌いだった「労働安全衛生法」の「機械や有害物に関する規制」は、実はとっても重要なルールだったんだなぁと、ちょっと反省。

それにしても、まだまだ知らないことがたくさんあるなぁ…
そんなときは、「嵐」の「きっと大丈夫」を聴きながらテンションを上げる。
5×10 All the BEST! CLIPS 1999-2009」は買いだなぁ。
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by miki_renge | 2009-11-12 22:00 | 年金・保険

暴走自転車と通勤災害

今日で3月も終わり。あっという間に1年の4分の1が過ぎてしまった。
次女は「はるがきたんだ」という歌をよく歌っている。保育園で歌っているらしい。この歌、長女が卒園のときにも歌ってたっけ。かわいくて、温かい歌だよね。

さて、年度末を迎え、皆忙しいからか、通勤時間帯を中心に、暴走自転車によく遭遇する。赤信号を強引に渡ったり(歩行者用信号が青のときは、当然、車道は赤。だけど自転車はこれを守らないのだ)、横からスッと追い抜いていったり。先日は後ろから引っ掛けられて、あやうく転倒するところだった。
一方で、先日は前方をフラフラと走る母と子供3人乗り自転車を、声をかけて追い抜こうとしたら、「こっちは子供が2人乗ってるんだから!気をつけてよ!」と怒鳴られた。3人乗りの方がルール違反なんじゃ…私、どうすればよかったのかな?

社労士事務所で何となく書類を眺めていたら、やはり自転車事故による通勤災害が増えているようだ。自損事故ならともかく、相手のある事故は「第三者行為災害」として、手続きも若干面倒になる。人事担当者にとっては「余計な」仕事が増えることになる。それ以上に、忙しい時期なら休業して欲しくないというのは当然の感覚だろう。
そもそも事故なんて危険だし、たとえ身体的にたいした怪我でなくても精神的にはつらいもの。このように、ほんのちょっとした不注意やルール違反が、どこにどう影響を及ぼすのか、考えて欲しい(自戒を込めて)

こういうことが頻発すると、自転車通勤は禁止と明確に示さざるを得ない企業も増えるだろう。エコだし、交通費もかからないし、健康的だし、ルールさえ守れればいい交通手段のはずなんだけどなぁ。
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by miki_renge | 2009-03-31 06:53 | 年金・保険

医療保険は不公平?

昨日のNHK「クローズアップ現代」、テーマは「揺らぐ“サラリーマン健保” 」。

あらすじはこんな感じ;
1 後期高齢者医療制度による多額の拠出金
2 健保組合の財政が逼迫し、9割が赤字
3 解散して協会けんぽに移行する健保組合もあるが、そうなると協会けんぽも苦しい
4 ただでさえ不況の折、協会けんぽに加入する中小企業は保険料負担を減らしたい
5 社員の保険外しや、保険料の改ざんが行われる恐れ
6 社保から国保への流れが増えそうだが、国保は保険料が高く、払えない人もいる
7 1961年から続いてきた「国民皆保険」制度が崩れる、これでいいのか、政府!

…全体の流れは分かりやすく説明されていたと思うが、「ではどうしたらいいのか」という部分を知りたくて観ていた私としては、正直、物足りなかった。「政府がしっかり検討せよ」というのは言い尽くされているはず。以前もブログに書いたけれど、医療保険一元化といったようなドラスティックな対応ができないものか。

そして、職業や勤務先によって保険料や受けられる給付が違ってくるのはやはり、何だかなぁと思う。私は国保だからそう思ってしまうのだろうか。特に健保組合に加入している人が「独自のサービスが受けられなくなる」と嘆いていたり、「国保は負担が大きいので、社保に残りたい」と言っていたりするのには…複雑。
実は先日も、社労士事務所に、「退職して、主人の扶養に入ろうとしたらダメと言われました」という悲痛?な相談があった。よくよく聞けば、ご主人は自営業。そう、自営業には扶養という概念はないのだ。実際、この手の話は意外と知られていないらしい。同僚と、「つくづく不公平な制度だよねー」と語り合ってしまった。

国保はもともと農業など「自営業(家族経営)で生きている限りは働ける人」のために、戦前にできた制度だった。それが今は、「雇用されていない人のための保険」になっている。産業構造も大きく変化しているのに、基本的な制度がそのまま残っているのはおかしくないか?

勇んで観た「クローズアップ現代」が期待はずれだったので(すみません)、20時からの「うたばん」で発散。お約束の下克上もあり、エプロン姿で踊る嵐がかわいい^^ 今日は「歌のおにいさん」第7話だ!氷室王子も出るぞぉ~
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by miki_renge | 2009-03-06 06:52 | 年金・保険

医療保険一元化の可能性は?

昨日は社労士事務所出勤日。
隣の席の同僚が、「協会けんぽ、電話がつながらねぇ」と怒っていた。昨日からずっと話中らしい。SMAPのコンサートチケットを一般で取るより難しいだろうか。
制度の変わり目は混乱するよね。

さて、再三報道されているように、主に中小企業のサラリーマンらが加入する政府管掌健康保険(政管健保)の運営が、この10月より国(社会保険庁)から「全国健康保険協会」(通称・協会けんぽ)に移管された。加入者は約3,600万人。

主な変更点は、これまで全国一律だった保険料率が、都道府県ごとに設定されること。
政管健保では、給与の8.2%を労使折半していたが、医療費が高いところは料率も高く、そうでないところは低くなる。ってことは、また地域間格差が広がるかも?

一方で、健康保険組合も財政悪化による解散が相次いでいる。
夏に西濃運輸の健保組合が解散したが、その理由は制度改革による負担増で、健保の保険料率が上がる見込みとなったから、とのこと。西濃運輸はその後、政管健保に入ったらしいけど、そういう企業が増えたら、政管健保、もとい協会けんぽの保険料率もますます上がる、かな。

しかしまぁ、協会けんぽ(政管健保)とか健保組合とか、同じ医療制度なのにややこしいなぁ。そういう私は自営業者ゆえ、国民健康保険。
これってまとめられないの~?と、民主党のようなことを言ってみたりして。
だって、財政支援がどうの…とか検討する必要もなくなるし、大企業中心の健保組合と、そうでない制度加入者との格差もなくせるし。
過去の蓄積(しがらみ?)がある年金より、一元化は容易だと思うのだけど…
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by miki_renge | 2008-10-22 12:33 | 年金・保険

ねんきん特別便

昨日は、次女の保育園の運動会だった。長女のときは雨の影響を受け、「午後の部は後日実施」という展開となったが、次女は晴女なのか、とーってもいいお天気。長女の小学校の校庭を借りて実施した。
だけど、保護者競技はかなりハードだった…

さて、帰宅したら届いていたのが「ねんきん特別便」!
社労士事務所での相談件数が増えているのに、私のところにはなかなか来ない…と、ちょっと心配になっていたが、やっと来た来た!
早速開封。うん、問題ない。

同封されていた「お知らせの見方」も、思ったより丁寧ではないの。
いろいろ批判もあるけれど、舛添さんも頑張ってるよね。
…この「特別便」だって、国民の血税?保険料?から出されているんだけどさ。

ただ、気になったのは「標準報酬月額」。案内には、「標準報酬の内容を確認したい場合はお問い合わせ下さい」とある。まぁ、問い合わせは可能なんだろうけど、それを確認する術ってのはあるのかなぁ。
先日の報道で、「標準報酬が5等級以上引き下げられているケースが75万件」とあった。5等級といえば、単純計算で10万円。それくらいなら、問い合わせれば自分で「おかしい」と分かるだろうけど、2,3等級くらいのごまかしなら、分からないだろうな。

年金問題。国にも問題があるだろうが、企業の側も「遠い将来のことだから」と認識が甘い部分が相当あったのだと思う。自分の将来の財産を守るためには、企業の人事担当部署を信じ切らないこと-なんて悲しい。
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by miki_renge | 2008-10-19 07:58 | 年金・保険

年金は不確実だが…

私のところにはまだ届かないが、身内には次々と「ねんきん特別便」が届いている。
30代前半のわが弟は、学生時代に納めた国民年金2年分が未納扱いになっていたと憤慨していた。幸い、領収書を2年分きっちり保管していたため、訂正できたようだが…弟の苗字(つまり私の旧姓)はかなり珍しく、また弟は就職後しばらく引っ越しを繰り返していた。その手のリスクがある人は注意した方がよいということか。

一方、実母や義母は溜息をついている。
学校卒業後、いったん働いて結婚退職する際にもらった「脱退手当金」がその原因だ。昭和36年までは、厚生年金は20年加入していなければもらえなかった。だから、実母や義母のように、結婚退職する女性などに対し、保険料が掛け捨てにならないように、「脱退手当金」を支給する制度があった。
しかし、脱退手当金を貰っていなかったら、その分は保険料として納めたことになり、年金額は増えていたのだ。脱退手当金の額はおおよそ2万円程度。今の経済状況、そして長い人生を考えたら確かにもったいない。でも、当時は結婚退職したら再就職するなんていう選択肢はなかったのだろう。男性は終身雇用、年功序列の恩恵を受けていたわけだし。

「週刊東洋経済」の9/6号の特集「不確実性の経済学入門」で、「年金問題はなぜもめるのか」というテーマを扱っていた。記事では、「将来いくらもらえるかが分からないのが、年金不信の原因となっている」としながらも、公的年金を論じるうえで、将来の予測は非常に困難と述べられていた。

「脱退手当金」はなくなった。今ある「第三号被保険者制度」もいずれ廃止されるだろう(あくまで推測だが)。制度の変更は仕方ないのだろうが、一被保険者として、どこまでが許容範囲なのかを判断するのは難しい。
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by miki_renge | 2008-09-07 14:24 | 年金・保険