カテゴリ:女性と仕事( 70 )

働く母と子の学力不安

AERA 1/16号「働く母と子の学力不安」を読んだ。
AERAにはときどき、働く母の不安を過剰にあおるような記事があるが、今回の記事はまともなこと…というか、当たり前のことが書いてあったように思う。

「小1ショック」が親のためにある言葉、その通り。
「小1の壁」ってそういうもんでしょ。子どもの環境変化時には、しっかり寄り添ってあげなきゃいけないのも。学習に関して、親が身近な家庭教師であるべきなのは、少なくとも小学校低学年では当然でしょう。
「もう少し学校の授業をちゃんとしてほしい」という声も紹介されていたが、そこまで学校には求められないのでは。こう思えるのは、うちの学校が面倒見が良い方だからだろうか?

まぁ、実際のところは、両親が働いているかどうかどうかそのものより、どれだけ目をかけてあげられるかが重要なんだけど、働いていたら子どもと接する絶対的な時間はどうしても限られるよね。
保育園時代のように、「時間がなくても子どもと密度の濃い時間を過ごしていればOK」というような発想じゃダメなのだ(いや、この発想も働く親の勝手な理屈だという説もあるけれど)それは、長女の経験で身に染みている。

「子供の成績が振るわないから、仕事を辞める(セーブする)」という決断は現実的には難しいのだけど、私も、次女が低学年のうちはどうにかやり繰りしたいと思う。塾へのアウトソーシングも考えないではないけれど、自宅でゆっくり体を休める時間も確保したいものね。
…ということで、次女は学童保育に入れるのは止めた。どうせフリーランスだったら入所ポイントは下がるから入所できない可能性が高いし、今は学校の放課後開放もあるということで。

それにしても、どうして「働く母と子の」になるんだろうね。
父親だってもっと関わるべきなのにね。
[PR]
by miki_renge | 2012-01-14 16:08 | 女性と仕事

リアルな夢(働く母編)

以前の職場で働いている夢を見た。
かつての上司や同僚から年賀状をいただいたからだろうか。

私は育児休暇から復帰したところ。
夕方6時、「さてこれからもう一頑張り!」と思ってエンジンを巻き直しているのだが、ふと、「あれ?保育園って何時までだっけ?」と気づく。
でも、大量に山積みされている仕事を残して帰るわけにはいかない。同僚だって誰一人帰っていない。
そこからなぜか飛躍し(←夢の中だから)
「時短、お願いしてみようかなぁ、でも使えないヤツと思われるだろうなぁ…」と悩む。

いやー、リアルな夢だった。
未だって、保育園のお迎えと勝負の日々だけど。

世の中、こうして闘っている働くお母さんは現実に存在する。
否、対価を得る仕事ではなくても、お母さん業は忙しい。
子どもがいれば、風邪をひいたり怪我をしたり、子どもの勉強をみたり、そして思った以上に理解不足で腹を立てたり、きょうだいがいればケンカの仲裁に入ったり、食事を作れば鍋を焦がして余計な洗い物を増やしたり…で、自分の予定がなかなか立たないのだ(何のこっちゃ)。
巷では「計画は常に余裕をもって」と言われるけれど、それができれば苦労はない。その余裕をはるかに超えたトラブルも容赦なく襲い掛かってくるのだから。特に障害児がいればなおさら。

まぁ、でもそれが母親ってものだよね。
この夢は、「みんなそうして頑張ってるんだよ、おおらかに構えなさい」というメッセージだったのかも。
[PR]
by miki_renge | 2012-01-07 07:53 | 女性と仕事

女性のためのビジネスプランコンテスト

今日から3連休。
と言っても、働く主婦にゆっくりする時間はないのだが^^; 年末年始のデスクワークを少しでも減らしたいというのもあるし、まずゴミ屋敷と化した自宅を何とかしなければ。でも、長女は映画「源氏物語 千年の謎」か「聯合艦隊司令長官 山本五十六」を観にいきたいと言っているし、次女も「どっか連れてって~」と言っていたし、このままだと新年もゴミ屋敷か?(汗)

さて、今日は宣伝。
女性起業家支援に力を入れる武蔵小山創業支援センター(品川区)が、女性のためのビジネスプランコンテストを開催するそうだ。
応募対象は、
 ・概ね1年以内に起業予定の女性
 ・起業後概ね5年以内の女性
 ・既存事業とは異なる新規の事業を立ち上げようとしている女性
とのこと。

エントリー締切は、1月25日(水)の18時。
事業計画の作成に不安がある方は、個別にご相談に乗ってもらえるそうだ。

2011年版中小企業白書」によると、全起業家および希望者の3割が女性。また女性の起業希望者は約30万人いるというデータも(いずれも2007年)。このような人たちが思いを実現するために、こんなコンテストが有効に活用されることを願っている。温めているビジネスプランをブラッシュアップしたい方、ぜひ!
[PR]
by miki_renge | 2011-12-23 07:24 | 女性と仕事

「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2012」

「日経WOMAN」1月号を購入。
お目当ては「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2012」。

今年の大賞は、災害看護のエキスパートとして活躍する看護師、石井美恵子さん。3月の震災時にも、「福祉避難所」すなわち高齢者や障害者といった「社会的弱者」と言われる方の避難所設置にリーダーシップを発揮した方だ。
彼女の「危機管理のときは平時のルールを破れるかどうかが重要」という一言に心を動かされる。それは「この人の判断なら支持できる」という周囲からの信頼があってこそ。政治家さんとはだいぶ違うなぁ。

もう1人、「リーダー部門」での受賞となった服部道江さんも素晴らしい。彼女は大林組勤務で、現在は東京スカイツリー建設現場の副所長。均等法前に建設業界に飛び込んで、しかも20代で結婚出産。育児はご両親に手伝ってもらったそうだが、それでもどれだけの苦労があったことか。「男性なら入社1年目から任される現場監督も、36歳でようやく経験」とあるが、よくそれだけ耐えたよね。こういう人が1人でも多く「男職場」に進出できると、日本も変わっていくだろう。

このほかタイムマネジメントに関する特集もあり。記事に出ている人の「24時間フル活用」状態に驚く。私の場合「考える仕事」が多いので、すぐさま応用できないものもあるが、もっともっと頑張れるはず!と気持ちを新たにした。そのためには、タブレットがほしいなぁ…スマフォもあるのに、贅沢すぎるか^^;
[PR]
by miki_renge | 2011-12-16 15:31 | 女性と仕事

「女性はなぜ出世しないのか」

「週刊東洋経済」10月15日号の特集「悪いのは男?女?女性はなぜ出世しないのか」。
このテーマ、均等法施行から事あるごとに取り上げられているはずなのだが、いつもの如く熟読してしまった。

言うまでもなく、女性が出世しない理由は、男性にも女性にも問題がある(はずである)。均等法施行後は、それまで一般的だった「補助的労働で4~5年勤務して結婚退職」という女性は少なくなったものの、まだまだ日本の企業は、女性の扱いに慣れているとは言いがたい。近年はさらに、子育てしながら働く女性もいれば、結婚・出産もしないけれどキャリア志向でもない女性もいるし、もちろんようやく男性に伍して働く場に辿りついたスーパースペシャルな女性もいる。
経営層の方や人事担当者と話をすると、そのマネジメントにどれだけ苦労しているか、ビシバシ伝わってくるのだ。そりゃそうだよな、これまでは「会社のために、そして守るべき家族のために」というモチベーションで、長時間労働も厭わず働いていた男性ばかりだったのに、労働意欲もさまざま、時間制約を持ちながら働く社員が増えてきたら、管理しにくいことこの上ない。

でも、きっと今は過渡期。試行錯誤の時期。
ポイントは、記事中に何度も出てきた「労働時間ではなく成果で評価を」という主張がいかに納得性ある形で職場に受け入れられるかだと思う。どんな属性であっても、どんな勤務形態であっても、成果を上げられれば、周囲は恐らく何も言わないだろうから。

そのためには、女性もそのつもりで働かないと。勝間和代さんが記事で「育休、産休を十分に取って出世もしたいという、いいとこどりは難しいと自覚するべき」と述べているが、厳しいと思いつつも反論できない。投資しがいのある存在を目指してひたすら努力する気概が大事なのだろう。まぁ、それは男性も同じか。
…なーんて、組織を離れたフリーランスだからこんなことを言えるんだろうな、私。前職で総合職を続けていたら、この特集にどんな感想を抱いただろうか。バブル世代の女性総合職で今も同じ職場で働き続けている人のことは、心から尊敬するよ。子持ちであればなおさら。
[PR]
by miki_renge | 2011-10-14 10:01 | 女性と仕事

データは語る:女性の無償労働について

先週の仕事がいっぱいいっぱいだった反動か、今週は何だか仕事が進まなかった。3日間、長女の通院が入っていたから、物理的に難しかったというのもあるけれど。
大きな余震も続くし、原発も心配だし、何だか落ち着かないなぁ。4月は保護者会やPTAの打ち合わせも続くから、やっぱり物理的にも難しい…こんなことを言っていたら、来春の長女・次女ダブル入学が乗り切れないぞっ!

さて、このたび機会をいただき、こちらの特集にかかわらせていただいた。
私の担当は「女性とダイバーシティ」なのだが(←匿名ブログなのに書いちゃっていいのか?)この執筆に際して、男女の生活時間に関するこのデータを見つけたときは、やっぱりね、と思った。

こちらの「調査票A:生活時間編・時間帯編・平均時刻編(結果の概要)」を見ると、男性の仕事関連時間の平均は7時間、女性は5時間。働き盛り&子育て世代を中心にみると、男性の仕事時間が長いほど、女性の仕事時間は短くなるという相関関係がありそう。
一方で家事や育児、介護などの家事関連時間は、男性は38分、女性は3時間35分。特に35~39歳で4時間57分と最も長い。また、有配偶女性の家事関連時間は5時間3分とのこと。
…いやぁ、これだけ無償労働すれば、有償労働するパワーは残ってないですわ。

現在、年金の第3号被保険者問題や、配偶者控除の廃止などが議論されていることからも分かるように、無償労働を金銭的に認めていく方向にはならないだろうが、一方で無償労働を有償労働化することにも疑念の声はある。ただ、今後の社会政策を考えるうえで、この数字はしっかり認識しておく必要があると思う。

と言っても、お金をいただいてお仕事をする以上は、これを言い訳にしちゃいけないのだよな。来週からネジ巻き直して、がっつり働きますわよ~!もちろん子供のこともちゃんとやりますよ~!目指せゴールデンウィーク、目指せマルイシティ渋谷、目指せ24時間テレビ
[PR]
by miki_renge | 2011-04-09 06:59 | 女性と仕事

「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2011」

今年もあと半月になった。本日は子守のため、某所の忘年会に出ることができず、ただいま「ベストアーティスト」鑑賞中。いつ嵐が出るのか、テレビの前から動けない。

さて、年末と言えば、「日経ウーマン」2011年1月号の「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2011」。
この賞は、「働く女性のロールモデルを掲示」し、「組織の中に埋もれがちな個人の業績に光を当て」、「活躍した女性たちを通して時代の変化の矛先をとらえる」もの(出典はこちら)。

受賞者はやはりスペシャルスーパーで、いわゆる「良い大学」を出て、企業の中で頑張る人達が目立つ。刺激にはなるが、彼女達が一般女性のロールモデルになるのかという疑問はほんの少し残った。むしろ、3位の清水季子さん(日本銀行初の女性支店長)や、番外だが村木厚子さん(元厚生労働省局長)くらいに「突きぬけている」人の話の方が面白く感じられる。
特に、村木さんの「どんなにつらくても最低限の食事と睡眠がとれていれば、人は案外、大丈夫なのかもしれません」の言葉は、様々な修羅場を乗り越えてきた人にしか口にできないと思った。
なお、今号では、その村木さんが拘置所生活で読破した本150冊の紹介もあった。これは圧巻。私が先日読んだ「今日の風、なに色?」「筆談ホステス」が挙げられていたのも嬉しい。

もう一つ、年末と言えば「企業診断ニュース」の「今年の振り返りと来年の展望」企画を今年もお手伝いさせていただいた。混沌とした一年をどう総括し、評価するか、実に難しかった。本企画に関わって下さったすべての方に感謝。
[PR]
by miki_renge | 2010-12-15 21:09 | 女性と仕事

マタニティ・ハラスメント

働く女性とマタニティ・ハラスメント」という本を読んだ。
ショックだったのは、この本が2009年9月に発行されたばかりということ。ここにある内容は私がほぼ10年前に経験したこととほぼ同じ。世の中、全然変わっていないんだなぁ。

本書の特徴的なのは、産む性である女性について、「妊娠期」にスポットを当てたことだ。男女共同参画の流れから、「産んだ後の育児」については研究はそれなりに進んでいるし、実際に性的役割分業は崩れつつある。しかし出産までの10ヶ月でも、さまざまな葛藤があるはず。「母性保護」が充実しているように思えないのはなぜだろう。

言うまでもなく、妊娠は女性にとって大仕事のはず。悪阻、切迫流早産など、乗り越えなければならない壁は多い。なのに、「●●さんは(無理をしても)大丈夫だった」と比較され、「今(妊娠中)頑張らなきゃ、復帰後に温かく迎えてもらえない」とプレッシャーを自らにかけてしまう。職場の目が怖くて、マタニティウェアなんて着られない。本来、ゆったりと満ち足りた気持ちで過ごしたい妊娠期に、ものすごい緊張感を抱いてしまう状況では、「子供のために」と退職する女性がいても不思議でない。

もう一つ、本書では総合職と一般職という区分についても触れている。「就業継続を前提とする総合職」と「前提としない一般職」という暗黙の了解?からは、イコール「働き続けるのは特別な人たちだけ」という思い込みが透けて見える。

私自身は何度も書いているように、長女のときは無理を重ねて早産、次女のときも重度悪阻と切迫早産でトータル2ヶ月半ほど入院している。長女の前には流産もした。
本書で紹介された「妊娠による体調不良が女性の『責任』とされるならば、『保護』を求めることは自己管理能力に欠ける者の要求となってしまう」という現実は、何としても変えなければならないと思う(一方で、「優遇されすぎて仕事を与えてもらえない」という悩みもあるようだが、このバランスも難しい。個人的には妊娠期間中は大事にしすぎるくらいがちょうどいいように思うのだが)。
[PR]
by miki_renge | 2010-05-13 06:48 | 女性と仕事

妻の出世は喜べない?

骨折お見舞いメールを送ってくれた診断士仲間からの情報で購入した、今週の「AERA」。特集は、「妻の『出世』を喜べない はたらく夫婦がはらむ葛藤」。何ともまぁ、ストレートなタイトルだ。

紹介されているのは、先輩(男)と後輩(女)が職場結婚して、女性の方が役職が上になってしまったケース、毎晩付き合い酒で帰りの遅い妻を待つ男性のケース、あるいは妻の方が収入が多いケースなど。「男は女を守り、女は家を守る」という旧来の価値観が邪魔をして、夫婦でもがいている様子が映し出されている。

我が家の場合、夫と私は働くフィールドが違うこと、私は自営業なので「出世」という概念がそもそもないこと、また何より貧乏ゆえに「2人でたくさん働いて、収入が得られればいいよね」という方向性で一致しているので、このような感情はない(と思う)。しかしここで紹介されている、夫婦の「戸惑う気持ち」は理解できる。
実際、骨折してから保育園の送りだけは夫にお願いしているが、「申し訳ないな」と思うもの。

囲み記事として、宇宙飛行士の山崎直子さんのご主人の思いも綴られていた。妻の夢を叶えるために、自分の夢を諦めたご主人の複雑な気持ち。「自分を犠牲にして相手に尽くすのは理想的ではない」という言葉は重い。しかし一方で、これまでは女性の方がすべてを諦めるケースがほとんどだったんだよな、とも思う。

妻の仕事のために自分のキャリアを諦めた「マイガール」の林さんのようなケースは、所詮ドラマの中だけのことか^^; 旧来の価値観から脱却するには、あとどれくらい時間がかかるんだろうね。

「マイガール」と言えば…
[PR]
by miki_renge | 2009-12-19 21:50 | 女性と仕事

保育園を巡るいくつかの疑問

一昨日、昨日と仕事がダブルヘッダーだった。でも一昨日は以前勤務していた職場にお邪魔することができ、疲れも吹っ飛んだ。退職して10年近く経っても以前の職場とつながっていられるなんて、本当に嬉しい。

さて、先日来報道されている、保育園設置基準緩和のニュースが気になっている。
現在の保育園の待機児童は2万5千人、その多くは都市部に集中しているため、大都市部のみ、待機児童問題が解消するまでの一定期間に限って居室の面積基準を緩和する、とのこと。
保育の質が維持できるか心配だが、これは仕方ないのだろうか。
いや、「それでもいいから預けたい」という人の方が多いんだろうな。「任侠ヘルパー」でやってた劣悪介護施設が頭をよぎってしまった。

マスコミでは「保育園に入れず仕事を辞めざるを得なかった人もいる」と報道しているが、こういうニュースに接すると複雑な気分になる。私の周囲(主に長女のママ友)でも、保育園に入れずやむなく退職した人はいくらでもいる。だから「何を今さら」と思ってしまう。そりゃ、経済状態も当時とは違うけれど、「やむなく退職」の悔しさはいつでも同じはずだ。現に「当時から周囲に待機児童のことを訴えてきたのに、今まで全く相手にしてもらえなかった」と憤るママ友も少なくない。事態が改善するならそれでいいんだけど…

もう一つ。最近、仕事で必要に迫れて、保育園関係のBBSやSNSを覗いているのだが、保育園や保育士への不満が多いことに驚いてしまう。しかも内容は、「両親が休みの日に子供を預けようとしたら断わられた」「お迎え時間に(連絡せずに)遅刻したら怒られた」というもの。それに対して、「園長や役所に相談を」という返信の数々。根底に流れるのは「高い保育料を払っているのだから、それくらいやってもらって当然だ」という思い、か。そういえばうちの園でも、保育士さんが子供の洋服をよそのお子さんのカゴに入れたといって、担任を怒鳴りつけているママがいたっけなぁ。
これって、園や保育士さんを委縮させたり、保育士の人材確保に影響することはないんだろうか?もちろん本当に園に問題があるケースもあるだろうから、一概には言えないけど。

保育園のことは、いろんな問題が少しずつ絡み合って、話を聞くと何だか割り切れない。
[PR]
by miki_renge | 2009-11-06 05:09 | 女性と仕事