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フリーター・ニートへの就労支援

今週月曜日は、所属している研究会の例会。恐れ多くも発表させていただいた。こんなヒヨッ子にも発表の機会を与えていただけるのは本当にありがたいことだ。

テーマは「フリーター・ニートに対する就労支援」。現実的には、フリーターとニートでは「働いているか、いないか」という大きな違いがあるのだが、若年者の就労支援という切り口での発表ということでご理解いただいた。

総務省の労働力調査によると、フリーターは現在201万人でゆるやかな減少傾向にある。一方ニートは64万人で、ここ数年横ばい。
増加の背景には、バブル崩壊後の「就職氷河期」があることは言うまでもないだろう。フリーターやニートの増加が、生涯賃金差2億円とも試算される格差を生み、少子化の原因とも指摘され、今や大きな社会問題となっている。
そのため政府は、ジョブカフェの開設やトライアル雇用の実施など、若年者への就労支援を推進している。先日は国家公務員の中途採用や、雇用対策法の改正(年齢制限を禁止事項とする)などが打ち出された。

個人的には、いったんフリーターになってもまた正社員になれるような、柔軟な働き方ができる社会になればいいと思う。また「正社員=善」「パート・アルバイト=悪」という図式も納得いかない。フリーターやニートには、「甘え」があると言われることから来るものなのだろうが・・・
これからの時代、非正規社員に頼る部分はますます増えていくだろう。だとしたら、フリーターをより肯定的に位置づけ、働きに応じた処遇をしていくべきだと考える。アルバイトやパートが、不当に安い賃金で買い叩かれている状況は改善しなければなるまい。一方で、正社員の長時間労働の改善もセットにして考えないと。

これって、女性を取り巻く雇用問題と同じだよね。
優秀な女性が、時代や環境のせいで希望通り働くことができなくて、結果的に大きな格差が生まれてしまう状況・・・「再チャレンジ支援」で、どうにか改善して欲しいものだ。
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by miki_renge | 2007-02-23 06:49 | 雇用・人事

信念は強い:「華麗なる一族」より

週末は何だかバタバタしてしまい、まともにPCも触れず。でも一方で「華麗なる一族」だけはしっかり見続けている(笑)。

昨日は第六話「万俵家の崩壊」。
父・大介は長男・鉄平の阪神特殊製鋼を潰すつもりで、あらゆる策略をしかけてくる。
ドラマ一、二話くらいまでは、「経営者たるもの、そこで働く社員のためには何をしてでも守らなければならないものがある」「ビジネスにも親子の情は禁物」と思って(寛容に)見ていたものの、さすがにもう、この大介爺さんの考えることは汚すぎてよく分からない。長男の会社を潰すことを、「多少の犠牲は仕方がない」と言ってしまうあたりが何とも。

対する鉄平。もう熱すぎる。リーダーっていうのは、従業員に信頼されてナンボだ。彼の純粋な気持ちは、多くの仲間を引き寄せている。まぁそれだけじゃダメだろうが、それがなければもっとダメだ。

今回のラストで、銀平が大介に、「お父さんは信念を持っていない」「信念や理想を持つ人間(=鉄平)が、策略だけの人間(=大介)に負けるはずがない」と叫ぶシーンにはスカッとしましたわ。ええ、それが叶わないと知っていても。やっぱりビジネスの基本はこれだと思うし、策謀だけの人間が成功するのは間違っていると思うから。

木村くんもいいんだけど、山本耕史くんもいいよね。副長!
父にもかなわない、兄にもかなわない、次男の反撃。いいぞ~もっとやれぃ!
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by miki_renge | 2007-02-19 07:00 | ジャニーズ

春闘スタート

春闘がスタートした。今年は上向いている(と言われている)経済情勢がどこまで反映できるかがポイント。また、一部の大手企業だけでなく、中小企業や、正社員以外にもそれが波及するかも注目されている。

昨日のNHKニュースでも放送していたが、大手企業の43%、中小企業の66%が賃上げを検討しているそうだ。賃金据え置きorカットをし続けてきた中小企業では、人手不足がますます深刻化して、限界を感じているとのこと。一方、人件費よりは、不況下で控えてきた設備投資に資金を回す、との声もある。

今年は組合、そして経営者の本気度が試される春闘になると思う。
賃上げだけでなく、労働人口の減少に対応するための処遇の改善(格差縮小)にも目が向くかどうか、期待している。

・・・ちなみに私、春闘と聞くと身体中の血が騒ぎます。昔、職場で2回ほど執行委員をやりまして^^; 数年ぶりのストも打っちゃいました。古きよき時代?今、労働組合の組織率って2割弱くらいだっけ?もったいない気もするなぁ。同じ方向を向いて団結すれば、いろんなことができそうなのに・・・ってこれも昔の人間の発想?(笑)
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by miki_renge | 2007-02-15 06:55 | 雇用・人事

孫育て:「クローズアップ現代」より

昨夜は、次女が激しい夜泣きを3時間。朝になって熱があることに気づく。内科と耳鼻科をハシゴして、鼓膜が破れていることが判明。もちろん保育園は不可。はぁぁ、痛かったよねぇ。私にとっては仕事ができないのも十分痛いけど^^;

さて、昨夜のNHKの「クローズアップ現代」は、「孫育て」。仕事を持つ親の代わりに孫を育てる祖父母が急増しているという現状を伝えていた。子育てを祖父母がサポートすることは大家族が当たり前の頃は普通に行われていたが、近年はその質も変化し、主に母親側の両親が育児の「主役」になることも多いと言う。
取材の中で、マンションの別の階に住む母親が、娘一家のために朝食と夕食を作りに来る姿や、小学生の孫の放課後の面倒を見るために、定年を待たずに教師を辞めた女性などが紹介されていた。

戸惑う老親を対象に、育児のブランクを埋めるためのセミナー等も開催されている。しかし、努力はなかなか娘に伝わらず、育児の方針に口出しして怒鳴られた、という声もあった。それでも、将来介護でお世話になるかも知れないと思うと、関係悪化は避けたい、という胸のうちが明かされていた(詳細は働くママ税理士さんのブログ、及び椿さんのブログにまとめられている)。

ゲストの大日向雅美さんの「働く上で祖父母を頼るのでなく、自分たちの働き方(特に父親)を見直さないと、ワークライフバランスは実現しない」というコメントされていたが、その通りだと思った(それが難しいんだけど。皆必死で働いているだろうから)。また、親に頼ることが当たり前では、いつになっても良質な育児サービスは普及しないだろう。私のように実家が遠くて頼れない人間にとっては切実な問題である。

さらに。女性が皆、「育児は実家に頼ることになるから」と、進学先、就職先を実家の近所に求めるようになれば、人口移動も減り日本経済は沈滞化しかねない。また祖父母自身の生きがいはどうなるのだろうか。そして、将来的に世代交代して、今の親世代、子世代がその子供を育てる時代になったとき、真の意味での「子育て経験者」がいないという事態になったら・・・考えただけでも恐ろしい。

子育ては基本的に親が主役であること、これは大事なことだと思う。たまに頼るくらいはあっても。・・・これも所詮、綺麗事?

こう思うのは、結局私も、「将来、娘たちの子供のために仕事を辞めるなんてまっぴらごめん」という思いがあるから、かも。冷たいかしら?
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by miki_renge | 2007-02-07 12:32 | 家族・育児

子育てにやさしい地域づくり:「企業診断」より

通勤途中に「企業診断」の2月号を読む。
仕事でとってもお世話になっている福島さんのインタビュー記事も面白かったし(今月号は中小企業診断協会副会長の野村廣治先生。診断士資格取得後における選択肢の多様性について、改めて興味深く感じた)、特集の「医療経営コンサル」については、医療を取り巻く環境変化について論点を確認することができた。
しかし一番興味深かった記事は、「NPO法人ふれあいの家-おばちゃんち」の代表、渡辺美恵子さんの記事だった(福島さんごめんなさい)。

「おばちゃんち」は東京・品川区にある保育施設。年会費2,500円を払って会員登録すると、1時間500円(!)で子供を預かってもらうことができる。利用は4時間以内で、就学前の保育園の入園条件を満たさない人の子供を対象としている。利用は現在およそ30名だとか。

一応その存在だけは知っていたが、今回記事を読んで改めて知ることも多かった。
代表の渡辺さんはもともと児童館職員。退職後も児童館で学生やお年寄り、子供が一緒になって遊ぶ企画をしているうちに、若い世代が子供達と積極的に関わってくれるようになったということ。学童クラブだった空き家を親子の交流の場として運営しているうちに、そこに参加していた母親が今度は他の母親の「保育サポーター」になっていたり。今雇っている非常勤のスタッフは保育士を目指している女子高生だったり。

私はもともと「子育て支援」という言葉は好きではない。特に「子育て支援センター」は胡散臭く感じる。支援される側-主に(専業)主婦に、「支援するからあなたは子育てだけしていればいいのよ」と言っているように感じてしまうのだ。支援センターを作る予算があったら、夫の労働時間を減らすようにしてくれよ、と。(←ひねくれ過ぎ?)

しかし、この「おばちゃんち」は違う。ここは子育て中の主婦を閉じ込めておく場所ではない。ここを発信地として、さまざまな形で地域の人を巻き込もうとしている。渡辺さんは「この界隈が子育てにやさしいテーマパークになったらいいと思う」と語っている。そのような趣旨で運営される「子育て支援センター」なら大歓迎。
渡辺さんの話すように、「おばちゃんち」が各地で生まれることを願いたい。
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by miki_renge | 2007-02-06 06:35 | 家族・育児