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先送り

雇用大崩壊 サラリーマンがなくなる日」という本を読んだ。
「雇用大崩壊は(非正規社員ではなく)正社員から始まった」「景気がよくても毎月30万人以上が失業していた」など、マスコミ報道とは違った冷静な分析がなされていて、興味深く拝読した。

そのなかで、「雇用調整助成金」について触れられているパートがあった。
この助成金は、ものすごく簡単に言えば、「企業が、不況でお休みしてもらっている労働者に支払う手当を、政府が補填してくれる」もの。失業率の上昇に歯止めをかけたと一定の評価がなされている。
が、本書では、この助成金を「とりあえず失業予備軍を企業に押し込んでいる」とばっさり。ニッセイ基礎研究所主任研究員の斎藤太郎氏の「この助成金で失業を抑制する代償として、労働力の異動が止められる。衰退産業に労働力をとどめてしまうことになる。」という意見を紹介している。

ここを読んで、ふとその前に読んだ、「生かし屋~再生コンサルタントの苦悩」に書いてあったことを思い出した。ここでも、「斜陽産業を再生することで産業構造の転換を阻むことになっているのでは…」といった内容のことが述べられていたように記憶している。

目先のことを考えれば、失業は少ない方がよい。でも、そうやって何でも先送りしてきたから、皆が今苦しんでいると指摘されれば、反論の余地はない。

雇用調整助成金も。
あるいは、中小企業の借入返済猶予策も。
もちろん、一時的に困っている企業を救うのには実に有効な策と言えるだろうが。

ただ、「もう先送りは止めよう!」と言う前に、やはりセーフティネットの充実や、そもそも今の雇用システムの変革が必要なんだろうなぁと思う。新卒一括採用、解雇規制、職業訓練…メスを入れるべきものはたくさんある。
あぁ、こんなことを言っているから、結果的に「先送り」になっちゃうのかな。
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by miki_renge | 2010-04-28 20:37 | 社会・経済一般

働く、貰う、使う、嬉しい(「怪物くん」より)

先週から始まった「怪物くん」(日本テレビ系土曜夜9時~)
このドラマの制作発表のときは、「才能の宝庫である大野さんが怪物くん?連ドラで数カ月拘束されるなら、ぜひ“魔王”っぽいものを…」と思っていたので、しばらく凹んでいたが、どうしてどうして、観始めるとなかなか面白い。

昨夜の第2話のテーマは「お金」。
「お金」の概念が分からない怪物くん。使えばありがとうと言われたり、怒られたり…それでも、アパートのペンキ塗りをして大家さんにもらった200円(安っ!)が嬉しくて仕方ない怪物くん。少しずつ「お金とは何か」を知って行く怪物くん。

このストーリーが良かったのは、「お金は尊い」なんて、教科書的に正論で押さなかったこと。
アックマーが、「人間なんて愚かな種族だと思いませんか?無限に金を欲しがり、金こそすべてと考えている。本当はお金なんかよりもっと大切なものがあるのに、人間はそれに気づかないんです。」と切り捨てたのに対し、怪物くんは、「お金は悪くない。欲しがって何が悪い。きれいごとを言うな。お前、働いてお金もらったことあんのか?」と反論する。そして、「働く、もらう、使う、嬉しい!」と叫ぶ。

働く、貰う、使う、嬉しい…
これこそ、お金の本質だよね。
働いても、正当に貰えなかったら、使えないし悲しい。
いやいや、「働く」まで辿りつけない人もいるのが、今の世の中。
一方で、働かないで貰って欲しいものを買っても、嬉しくない(かも?)
働いて貰っても、使わなかったら…(これは二宮さんですね^^;)

小さい子に「お金の本質」を分からせるのにいいストーリーだと思った。
次女は一度観ただけで「はたらく もらう つかう うれしい」と繰り返していた。
ありがとう怪物くん。
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by miki_renge | 2010-04-25 07:43 | ジャニーズ

働きがいを求めて(「PRESIDENT」より)

PRESIDENT」の5月3日号を購入した。
特集は、「なぜ、あなたの会社は『働きがい』がないか?」。なかなか読み応えのある内容だった(「働きがいのある会社」をランク付けするのはどうかと思ったが。ここに載っているのは大企業ばかりだし)。

特に興味深く読んだのは「年代&悩み別『働く意味、喜び』をどう見つけるか」のコーナー。「忙しくて達成感が得られない」「周りが評価してくれない」などといった悩みに2人のプロフェッショナルが回答している。

なかでも、「夢が見つからない」という悩みは20代で少なくないだろうと思う。これに対して、「夢を追いかけるというより、まず目の前の仕事に注力せよ」とアドバイスをしている。日常の小さな問題解決の積み重ねで道が開けてくるということなのだろう。
そういえば、先週の「ひみつの嵐ちゃん」で島田紳助さんが、「18歳から25歳までは夢が変わって当たり前。夢が変わっていくのは、ちゃんと歩いている証拠だ」と言っていたっけ。名言だなぁ。

50代の「給与が激減しても再就職すべきか」という悩みに対しては、「仕事の報酬はお金(だけ)ではない」とバッサリ。自分自身の成長やネットワークの広がりを、いくつになっても大事にすべしと述べられている。歳を経ても、守りに入ってはいけないということだ。

他にも、モチベーションを高めるためのヒントが多々紹介されていて、閉塞感あふれる社会であっても、「まだまだできることはある」と感じられた。

おまけ。
「女性管理職匿名座談会」では、「キャリア女性には(幸せな家庭生活と出世のどちらも得ている)ロールモデルがいない」という嘆きに納得。しかし一方で、「結婚して出産して時短で働いているワーキングマザーを見ると正直ムカつく。細切れの時間でできる仕事をわざわざ与えて、それで給与にそれほど差がなかったりすると…」という声もあり。
確かに、相手に「これは権利」だの「少子化に貢献している」と主張されたら…戸惑う気持ちはよーく分かる。分かるけど、複雑。この溝を埋めるのは困難だろうけど、それがお互いのモチベーションに影響したら、どう対応すべきなのだろう。ワークライフバランスの支援をしていて、いつも悩むポイントである。
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by miki_renge | 2010-04-19 06:13 | 雇用・人事

きれいになった病院に行って

少し前のことになるが、春休みに長女の検査のために、渋谷区広尾の「日赤医療センター」に行った。こちらの病院には次女とともにいろいろとお世話になっている。

着いてあまりの立派さにびっくりした。昨年11月に受診したときから、同じ敷地のなかに建物が移転するとは聞いていたが。
まず、受付で「呼出機」が渡される。携帯電話よりちょっと大きめのものだ。診察が近くなったら、この呼出機が鳴って教えてくれる。待ち時間の長くなりがちな大病院でこれはありがたい。愛育病院の産科や成育医療センターでもこちらは経験済だが、受診頻度が比較的高い日赤にあるのは嬉しい。

待ち時間の間、病院内をうろうろ。
1階のフロアには、コンビニやレストラン、お花屋さん、タリーズまである。ちょっとした商業施設だ。長女が喜んだのは図書館。待ち時間にここで本が読めるのだ。医学書あり、ベストセラーあり、「ちびまる子ちゃん」などのマンガあり。もちろん貸出OK。

そして私は待ち時間、「銀行に見殺しにされないための十箇条」という本を読んでいた。サブタイトルに「実録・資金ショート危機から生還した病院」とあるように、経営危機に陥った病院の、銀行との交渉を含む生き残りの経過を書き記したものである。
さすが実体験に基づいたものは、迫力が違う。病院の経営スリム化・効率化をどう図るべきか、押さえるべきポイントも確認できた。最後には自分たちに融資してくれなかった銀行への痛快なしっぺ返し(?)についても述べられていたが、銀行側の思いも分からないではない。まぁ、筆者が語るように、「ビジネスも最後は人」なのだ。経営者は、「どれだけ熱く、自分の経営のことを一緒に考えてくれるか」で、銀行や担当者を選べばよい。

きれいになった日赤を眺めながら、ついつい、「どれだけ投資したんだろう」などと下世話なことを考えてしまった。
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by miki_renge | 2010-04-16 06:01 | 社会・経済一般

観光立国ナビゲーター

昨日は朝から各局のワイドショーチェックで大忙しだった。
嵐が、観光庁から初代「観光立国ナビゲーター」に任命されたのだから。
翔さんの英語はさすが。しかし相葉さんの中国語は明らかに棒読み。松潤は…よしよし、よく頑張ったね。今度草なぎ兄さんに韓国語を教えてもらいなさい。
観光庁のHPには、記者発表に出られなかった大宮のメッセージも掲載されているが、大野さん、「僕は釣りという趣味に出会い、釣りを通じて様々な旅をしています」って…どんなアイドルだよ!

観光庁のこのページによると、
●観光の二次的な経済波及効果を含む生産効果は、国内生産額972.0兆円の5.3%にあたる51.4兆円、雇用効果は総雇用 6,445万人の6.7%の430万人
●平成20年に我が国を訪れた外国人旅行者は約835.1万人であり、海外を訪れた日本人旅行者約1,599万人と比較して少なく、外国人旅行者受入数では、諸外国と比較しても、世界で第28位、アジアで第6位(平成20年)と低い水準にある
確かに、日本は豊かな観光資源があるのに、それを十分に生かしているとは言い切れないかも…

ちなみに、嵐ちゃんたち、ボランティアだって。予算がないところにばかり行くのね…まぁ、いろんなところで宣伝してもらえるからいいのか。

さて、今週末は「5×10」ツアーのDVDを心ゆくまで鑑賞します。昨日ほんのちょっとだけ見たけど、「明日の記憶」の昔の写真の辺りから泣けたわ。きっといっぱい愛されて育ってきたんだろうね。
アンコール前の「5×10」は、この10年の振り返りの後に聴くと、より心に響くよ。
お気に入りは、「言葉より大切なもの」のニノのソロ。ニノが歌うとこうなるんだー。雨の国立競技場の「Beautiful days」ではマイクを貸してくれた松潤にキスしちゃうし。
ニノといえば、木曜の「VS嵐」。MDA(一番ダメな嵐)に選ばれ、「お金で解決しない?」と懇願していたのには笑えた。ドケチなニノ、突っ込み隊長のニノの意外なヘタレぶりだった。

ちなみにうちの長女、新党「たちあがれ日本」を「SUNRISE日本」と勘違いしている…すぐに横山(関ジャニ∞)あたりに乗っ取られそうだな。
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by miki_renge | 2010-04-10 07:08 | ジャニーズ

木村拓也コーチ

ジャイアンツの木村拓也コーチがくも膜下出血で亡くなった。
私は野球には今は興味はないが、SMAPの木村君と同じ名前(字は違うけど)・同い歳ということで認識はしていた。まだ37歳、無念だっただろう。

ジャイアンツのサイトで、木村コーチが今年3月に新人に対して話した内容が紹介されていた。最後の「投げ出す前に、自分自身を知って可能性を探るのも必要」という一文が心に残った。この人、選手一人ひとりをよく見て、可能性を引き出せる、いい指導者になっただろうな。

実は私の脳にも、くも膜下出血の原因と言われている動脈瘤がある。2年ほど前、脳ドックを受けたときにたまたま見つかった。以来、経過観察を続けている。
テレビなどでは、「脳ドックを受けましょう」などと言っているが、脳ドックを受けていざ動脈瘤が見つかったらどうするか?動脈瘤は一生破裂しないことも多い。一方で予防手術(開頭クリッピングかコイル塞栓か)にもリスクはある。経過観察中も「破裂するかも」という不安を抱えて生きて行くことになる。もしかしたら「知らぬが仏」なのかも。

私の場合は幸い、瘤は3ミリ程度で比較的破裂しにくい場所にあるということ、低血圧、家族歴なし、酒・タバコはやらないということから、今すぐにどうこうなる状況ではないようだ。しかしやはり価値観は変わった。
まず、キャリア開発などの研修で「中長期的なビジョンを描きましょう」とはあまり言わなくなった。自分自身が将来ビジョンを描きにくくなっているのに、講師としてそんな無責任な話はできない。その代わり、「今できることを精一杯やりましょう、リスク管理はしっかりしましょう、自分がいないと周囲が困る状況は作らないように」ということは強調している(もちろん、目標や計画の必要性まで否定するものではない、念のため)。

そういう意味では、江頭2:50のような生き方になっているかも知れない(爆) 「人間いつ死ぬか分からないから、その時のすべてを出しきりたいんだ。オレはいつ死ぬか分からないし、見ている人もいつ死ぬか分からない。視聴者が最後に見た江頭が、手抜きの江頭だったら申し訳ないだろ?」と語るエガちゃん、師匠と呼ばせて下さい。

まぁ、脳動脈瘤があることが分かって、生活はむちゃくちゃ規則正しくなった。体調はかえっていいくらいだ。そして子供のことは後回しにしないで、今伝えられることはすべて伝えようと思えるようになった。一病息災ってホントだなぁ、と実感。

あとは、医学が発達して、くも膜下出血でも後遺症なく社会復帰できるように、そして予防手術の安全性が高まるように祈るのみ。木村コーチのご家族のような、悲しい思いをする人がいなくなるように(そして私も安心したいよ^^)
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by miki_renge | 2010-04-09 10:58 | ジャニーズ

無縁社会

4月3日に放送された「無縁社会の衝撃」(NHK)を観た。
無縁社会とは、「家族や地域、会社などで急速に絆が失われていく社会」と定義づけられているようだ。今年の初めからNHKが何回か取り上げている。

今回は主に30~40代の反響にスポットを当てた内容だった。
誰もが簡単に「無縁」になりうること、
いざ「無縁」状態となったら、その再生に大きなエネルギーがかかりそうなこと、
ネットでは繋がった気でいても、最後にはリアルでの繋がりが強そうなこと、
などを感じた。

最後に内橋克人さんが、「今の30代(ロスジェネ世代)は縁を切られたまま自己責任を押し付けられている、“自立”ではなく“孤立”世代」というような趣旨のことを話していた(←微妙に違うかも?)
私はロスジェネ世代より少々上の「バブル世代」なので、彼らの苦労はたぶん分からないだろう。申し訳ないが。
だた、「これから日本を背負って立つ世代」が「無縁」に不安を覚える世の中に、明るい未来はないだろうなぁ、と思う。

では、「無縁」を乗り越えるためには、不安を和らげるためには、何が必要か。
放送で紹介されていたような、「話し相手ビジネス」のような「無縁ビジネス」か。
「自分を必要以上に責めない」生き方か。
ある程度頑張ればそれなりの生活が望める世の中か。
それとも、「無縁」を当たり前のものとして受け入れることか。

分からない。
ただ、漠然と怖い。私は結婚していて子供もいて、仕事もあって、たぶん非常に恵まれているのだと思うけれど、それでも怖い。そして自分の子供の世代を考えると、とても安心できない。

※この番組、今夜4月7日(水)午前1:05~再放送があります。
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by miki_renge | 2010-04-06 17:56 | 社会・経済一般

年度替りに入ってきたニュースから

さて新年度。年度替りに入ってきたニュースにはいろいろ考えさせられた。

【その1】休日分散化に関する社会実験
観光庁は31日、ゴールデンウイーク(GW)や夏休みに集中している連休を分散化させた場合の影響を調べる社会実験を、東京都荒川区や京都市、福岡市など全国8地域で実施すると発表した。
家族の時間を増やし、旅行需要を促すのが狙い。
休日分散化制度については個人的には反対だ。なぜなら、
(特に今回の「社会実験」の場合)
・そもそも子供の休日に合わせて親がスムーズに有給休暇を取れるものだろうか?
 有給休暇の取得率はここ数年50%にも満たない。
 雇用者に関してはこの数字を上げるのが先決ではないか。
・特に今増え続ける非正規雇用は現実的に有給休暇取得は難しい。
 非正規でも有給休暇が取れることを知っている人はどれくらい?
・共働きの家庭で両親とも休めなかった場合、子供は結局1人で過ごすしかない。
・それでも雇用者は有給休暇という制度があるが、自営業には関係ない(←私だよ)。

(分散化が実施されたら)
・雇用者と言っても業種はさまざま。土日祝日が休みの人ばかりではない。
 少なくともサービス業では無理だろう(←以前の職場は祝日出勤だったっけ)
 そういう人に「有給を」と言っても、上記「社会実験」のような状況で取得できるのか?
・仮に家族の休日が揃ったからといって、旅行やレジャーに行くとは限らない。
 個人的には、家族の絆を深めるとかいうのは、特別なことをしなくても十分できると思っている。たとえば一緒に料理を作るとか、そんなささいなことでもいいはずだ。
・そもそも休日の経済波及効果って何?休日に何をしようが勝手でしょう?

…すみません、だんだんボルテージが上がってきてしまった。これって、カレンダー通りに休めて、お休みの日には旅行出来る人が考えた制度なんだろうな(←意地悪な言い方)
ちなみに「カレンダー通り休める」うちの夫は、「平日にポッと休めるのがいいんだよなー」と言っている。まぁその感じ方は人それぞれだろうが。

【その2】教科書検定で「脱ゆとり」
長女、小学5年生。来年度から完全「脱ゆとり」となるが、この狭間の時期、どうやって埋めればいいのだろうと悩む。これまでやってきたことは「実は足りませんでした」と言われているようなものだから。
一応、長女の学校では4年次に「移行措置用教材」を用いて、台形や直方体、立方体について勉強をしている。しかし正規のスケジュールに無理やり詰め込んだようで、長女は明らかに消化不良(学校の先生も相当苦労したのだと推測するが)。
5年生でもこうなるのかなー、と思うとゾッとする。授業時間を増やさないと、教えるのなんて無理だよ。まぁ、家庭でフォローせよ、って話なんだろうね。

【その3】子ども手当
ついにやるのね…将来に向けてとてつもなく重い借金を子どもに課してしまったようで怖い。
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by miki_renge | 2010-04-03 10:15 | 社会・経済一般