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中小企業診断士・社会保険労務士。静岡出身、東京在住。社会人と高校生の娘あり。SMAPとKAT-TUNを応援中。


by miki_renge
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仕事を断るということ

平成30年も、早くも折り返し地点。
ありがたいことに仕事も途切れることはなく、いい経験をさせてもらっていると日々感謝している。

ただ、このところ、この調子で仕事をお受けするのもちょっと怖いかな、と感じている。少し立ち止まって自分の棚卸をする時間が必要なのではないのかな、と。

というのは、昨今、働き方改革関連でお声がけいただくことが急増しているのだ。
確かに、「ワークライフバランス」という言葉が世の中に出始めた頃から、自分なりの論拠を構築してきた分野ではあるけれど、新たな概念、研究テーマがどんどん追加されて、それを拾っていく時間が確保できない。

自分の経験のためと割り切って、「来るものは拒まず」で仕事を受けることもできる。
収入面でも、もっとガツガツした方がいいのかな、と思うこともある。
でも、今の自分で、数年後、お客様に「あのとき支援してもらってよかった」と感じてもらえるだけのことができるだろうか。新しい政策が打ち出されるたびに、そんな不安に襲われる。

というわけで、少し仕事をセーブしてでも、インプットの時間を確保して、しっかりそれを自分のものにして、自分の提供する「商品」の価値を高めていかなければ、と思う、「働き方改革関連法」成立翌日であった。
…とはいえ、断りすぎると仕事が来なくなるかも、というのが悩ましいけれど。
今いただいている仕事には、丁寧に誠実に向き合えば、道は開けるだろうと信じて。
独立してだいぶ経つけれど、未だにインプットとアウトプットのバランスの取り方は悩ましいね。

追伸。日刊工業新聞様に、「働き方改革」に関して取材していただきました。
このような取材の機会に、自分の考えを棚卸できたのは貴重でした。ご縁に感謝。

# by miki_renge | 2018-06-30 16:29 | 仕事場にて

縮小ニッポンの衝撃

恐ろしくやることの多かったGW明けの3週間。
でも、娘がそれぞれ大学生、中学生になり、少し仕事できる時間が増えたかな。

というわけで、少しだけ仕事の落ち着いた週末に、撮っておいた「縮小ニッポンの衝撃」(NHK)を観た。

近い将来日本は、人類史上例のない「棺桶型」の人口ピラミッドとなる。
そのとき日本はどうなるのか-というのが、今回のテーマ。

まず紹介されたのは、岡山県の美作市。
日本の人口予測では、2060年には高齢化率40%と言われているが、こちらはすでに40%となっている。まさに日本の将来像だ。一見豊かな農村地帯に見えるが、デイサービスでは高齢者が高齢者を介護している状態。介護する側の高齢者も、そろそろ引退の時期を迎えている。そこで市が打ち出した政策は、3千人の外国人を受け入れること。人口2万8千人の町に。

次に紹介されたのは、シルバー人材センター。
これまでハローワークで人材募集していたのが、若い世代の応募の激減により、シルバー人材センターへの引合いが増えているとのこと。しかし高齢者は、若者と同様の仕事を任せられ、体力的についていけない場合、重大な労災事故につながることも。高齢者は、健康増進や生きがいのために働いているのではなく、若者がつきたがらない仕事についているのだ。恐らくは低賃金で。

番組の後半では技能実習生についても触れられていた。
技能実習生は本来はその名の通り、海外の経済発展を担う人づくりに協力することが本来の趣旨。しかし日本では、なし崩し的に労働力不足の解決策となっている。それなら、より自由度のある国に行ってしまっても仕方ないだろう。

というわけで、全く明るい見通しのない番組であった。

個人的には、団塊ジュニア世代が出産適齢期のうちに、思い切った子育て支援策が打ち出せなかったのが本当に痛かったと思う。確かにその世代が就職する頃にはバブルが崩壊していて、彼らは別名「就職氷河期世代」とも言えるのだが、この世代に夢を持たせることができなかったのが残念至極。結局、「今さえよければ…」という発想だったのだろうか。

いや、今だって近視眼的な対処療法しか打ち出せていないんだよね。そうでないなら、企業はもっと人を大事にした経営をするはずだし、まして妊娠・出産ハラスメントなんて起こるはずがない。
今からではもう遅いかもしれないけれど、せめて安心して働ける、その意欲と能力に応じた活躍の場がある社会の実現を願いたい。企業の側も利益を出さなきゃ続いていかないのだから、大変だとは思うけれど…それができないと、社会不安によって治安も悪化して、ますます安心して暮らせなくなるよ。

付け加えるなら、働く人が正当な対価を得られること。これ大事。だいたいこの番組が紹介していたのも、3K職場に高齢者を配置して、若者と同じ働きを求めるというものだった。なぜこの職場に若者が来ないのかも考えるべし。もちろん対価以外にも、安全に働くためのテクノロジー活用が必要なのだけど。

というわけで、今年度もやります!
厚生労働省「中小企業のための育児・介護支援プラン導入支援事業」中央育児プランナー、および介護プランナーを拝命しました。
特に育児は、自分が出産する頃にこんな施策があったらよかったのになぁ、と思いながら活動しています。育児・介護と仕事の両立支援策を探っている企業様、ぜひプランナーの無料支援をお申し込みください。条件に合致すれば助成金も申請できるかも^^

# by miki_renge | 2018-05-28 10:13 | 社会・経済一般

大学生とSNS

お久しぶりです…実は、ブログに入るパスワードを忘れていました(汗)
アクセスしたら、デザインが雪だるまではないですか。

というわけで、4月。長女は大学に、次女は中学に、それぞれ進学。
本日は大学について。

何とか「行ってもいいかな」と思う大学に合格し、入学手続きをした後、大学からはさまざまな書類が送られてきた。
入学式やガイダンスの連絡、科目選択、奨学金申請書類、大学生協案内、その他学生生活をサポートするサービスの紹介等である。それなりに大規模な大学なので、さすがだなぁ、と思っていた。

が、本当に必要な情報は、実はネットにしかないということに気付いた。

自分の学生時代なら、いわゆる掲示板だろう。
今はそうではないのだ。パソコンやスマホがないと、何もできない。

付け加えるならば、学生生活をサポートするサービスや、新歓行事、サークル紹介の日程などは、TwitterやFacebookをやっていないと、全くと言っていいほど入ってこないことも分かった。

高校までは、学校の指導もあり、また勉強に差し障るということで、SNSはほどほどに…であった。
しかし大学に入ったら、SNSをやっていないと、情報過疎になってしまうのだ。
特に3月半ばまで受験を継続していた長女にとっては、コペルニクス的転回である。受験生時代ほぼ放置していたTwitterで、あわてて関連のアカウントをフォローすることに。

これらの良し悪しを論じるつもりはない。
便利なツールはどんどん使っていけばいいだろう。大学としても経費節減になる(それで納入金が減れば御の字 笑)
ただ、こうなると、SNSに貼りついていないと不安を感じる学生も少なくないだろうなぁと想像する。

私が講師をしている大学は、長女の大学より規模が小さいので、ここまでではないかな。
…いや、所詮講師では、本当のところは理解しきれていないかも。これから、もう少し興味を持って見ていこうと思う。

# by miki_renge | 2018-04-05 23:12 | 情報・IT
2月。
6年前と同じく、子どもたちの卒業・入学(&受験)があり、なかなか仕事時間が確保できずにいる今日この頃。でも何とか…当面の目標は4月のKAT-TUNライブ(当選しました!)

さて、今回は知人が何人か関わっているプロジェクトのご案内。

そう、これこれ!
これまで個人事業主の女性を支援してきたこと、そして自分自身がフリーランスで仕事をしながら子育てをしてきたので、この主張には心から賛同する。

私も次女を出産したときは、出産翌日から病院にPCを持ち込み、産後半月から外回りをしていた。
お客様への責任だったり、働かないと仕事が途絶えてしまうという恐怖と闘っていた。
なのに、保育園申請に当たっては、企業に勤めている人に比べてポイントが低くなってしまうという理不尽も経験した。
「自分で選んだ道でしょう」と言われればそれまでだが、これでは企業にしがみつきたくなるよなぁ、と思ったのも事実。

もっとも、働き方の多様化や、女性活躍推進の動きを勘案すれば、このような現状は変えるべきと、ずっと考えてきた。
社会保険料免除まで要求しては申し訳ないかな、と思っていたが(私の場合、夫の扶養に入っていた)、それが叶えば助かる人もいるだろう。

ついでに言わせていただくなら。
女性経営者が産後、仕事再開する際、融資を希望してもスムーズに進まないことがある。
前年もしくは前々年の売上が落ち込み、審査の時点で著しく不利になってしまうのだ。
確かに借入は返済能力があってこそできるものであり、その見通しをはっきりさせることが絶対条件であるが、それでも気の毒だなぁ、と思うことは少なくない。
いや、これは女性の出産だけでなく、介護や自身の病気も同じだけどね…やっぱり厳しいのかなぁ。

ともあれ、ご賛同いただける方、ぜひ署名を。

# by miki_renge | 2018-02-13 18:41 | 女性と仕事

ウェブ出願

謹賀新年。
と言っても、全く正月感のなかった我が家。
今年は受験生がいますからねぇ。もう今週末はセンター試験。
ときどき「未熟児」で検索かけてこちらのブログにお越しくださる方がいらっしゃるようですが、18年前、600グラムで生まれた娘も、いっちょまえに大学受験生ですよ!現代医学に感謝。

さて、最近の大学受験、ほとんどウェブでの出願が一般的らしい。
我が家にも、この3連休、慎重にパソコンと向き合う娘が一名。
当初、ウェブ出願なんてラクチーン!と思っていたけれど、横から覗いてみると、やはり入力の手間はあるし、大学によって微妙にシステムは違うし、登録した後に調査書や写真その他もろもろを簡易書留で郵送しなければならないし、意外に面倒。
実は5日が大安だったので、「この日の朝に入力して、(私の仕事後の夕方に)郵便局に持ち込めば」と思っていたが、まさかのプリンタの不具合で(プリンタードライバーのインストールまでし直した)、日付が変わる前にはとても終わらず。
日頃、融資あっせん窓口で、「融資希望日が明確に決まっていないなら、大安の日を書きましょうよ!GOOD LUCK!」とお客様にお勧めしている、自称「六曜相談員」の私としたことが、大安を逃すとは…

せめてもの抵抗(?)ということで、郵送は市ヶ谷の郵便局から。
こんなとき「がつーん」の放送があって、私が「ハイフンメール」にお手紙を送ったとしたら、
田口「あはははは!気にしない、気にしない」
中丸「一度、統計でも取ってみるといいよね。たぶん全然関係ないんじゃないの?」
田口「でもさぁ、これで万が一、大安出願とそれ以外の出願で差がついちゃったらどうだろうね?」
中丸「KAT-TUNのコンサートも大安にやるしかないよな」
田口「そうなったらオレ、大安しか仕事しないよ!?」
中丸「何だよそれ、6日に1日しか働かないのかよ」
と盛り上がってくれただろうに(そこまで妄想)

ということで、受験生冬の陣、スタートです(←「戦国鍋TV」風に)
せめてBGMに「SHINING IN MY HEART~♪」を流しましょう。キラリトは応援歌ですから。

【全然関係ないおまけの告知】
私が理事をしている「一般社団法人 日本ダイバーシティ・マネジメント推進機構」で、「ダイバーシティ・コンサルタント養成講座」を開講しています。
誰もが働きやすくなる世の中になるように、そして企業として経営成果があげられるようにーこれを支援するコンサルタントの養成講座です。ご興味のある方はこちらへアクセスを。

# by miki_renge | 2018-01-08 16:15 | 家族・育児