「本を出すことになった(その1)」の続き。
納品後、10月初旬にゲラが上がってきた。 パッと見た印象は、「編集ってすごい!」ということ。編集段階で図が起こされていたり、ポイントが枠囲みでまとめられていたり。無味乾燥なワードの原稿が200%増しで美しく仕上げられている。なんとありがたい。 しかし一方で、当然だが私自身が書いた原稿にまで手が加えられているわけではない。 目を皿のようにして原稿をチェックしていくと、「何だ、この訳の分からない表現は!?」という箇所がてんこ盛り。校正時に一つ一つ朱入れ(ごめんなさい…) ただ、ゲラをどれだけ確認しても、どこかで区切りをつけないとキリがない、と思ったのも事実。これが、今私の実力で提供できる最大のものなのだから、もう割り切ろうと思った。怖かったけど。 それと並行して、タイトルと表紙デザイン決め。 編集のIさん及び共著者とは何度もやりとりをした。タイトルは企画の初めの段階で「こんな感じのものを」という方向性は決まっていたが、最終的にはIさんに、「本書で一番伝えたいこと」を救い上げてもらった。 本の帯に入れたいキーワードにも悩んだ。文字数が多くても少なくても、印象に残らないのだ。共著者それぞれのこだわりを、やはりIさんとともに数行にまとめる。 さらに難航したのは表紙デザイン。5案ほどあったが、「タイトルのイメージと違うのでは?」「似たような表紙の本を見たような…」など、考えるとこれもキリがない。ただ、選ばれた表紙は、個人的には一番のお気に入りだ。 本を出すのって、ただ原稿を書けばいいんじゃない、いろいろやるべきことがあるんだと思い知った時間だった。 しつこくも、その3に続く… 本の紹介ページはこちら、出版記念セミナーのご案内はこちら。
by miki_renge
| 2010-12-13 06:06
| 仕事場にて
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